大人になる
「ただいま」も「行ってきます」も「いただきます」も「ごちそうさま」も最近ではほとんど言わなくなってしまった
「行ってらっしゃい」や「おかえり」はかろうじて、相手がいるから、「行ってきます」や「ただいま」と言う人がいるから返すけれど、自発的にする挨拶はしなくなってしまった
高校の頃の同級生、3年間部活で一緒だった、その後も自分と同じような道を進んだ人が、当たり前のことを当たり前にできる人間で、私はその人のことをとてもすごい人だな、かっこいいやつだなと思っていた。訂正、今も思っている。自分もそんな人間になりたいなと思っている
高校時代、私はほんとに部活しかしてなくて、その部活も朝が弱くて5分とか遅れてしまう日が多くて、ほんとに良くないなあと思いながらも、きっと部活に注いでる熱量や時間は他の誰よりも多かった自信があったから、5分程度を咎められる謂れはないと思っていた、そう誤魔化してた。
けど、高校卒業していろいろな人と関わるようになって、それじゃいけないなとちゃんと思うようになった。まずは当たり前のことを当たり前にできるようになる、その上で頑張りたいことをしっかり頑張る。それが大切で、まず当たり前のことができない人間のこと、誰も信用せんのだなってことを自覚した。その時に、高校時代のその友人のことをほんとすげえやつだなと思うようになった。その人はまさにそれができてる人間だったから。
まあ相手がいない空間に「ただいま」と言うことが当たり前のことかどうかは判断が分かれるかもしれないけど、挨拶ができる人間とできない人間、どっちがしっかりしてるかは議論の余地もない。
最近人気の漫画、「呪術廻戦」の某シーンで「小さな絶望の積み重ねが大人を作る」ってセリフがある(ニュアンスでしか覚えてないよ!)
私は年齢の割に年上に見られやすいタイプで、見た目しかり性格しかり、23なのに30代?とかよく言われる。それはこのセリフに由来するものなのかもしれない(苦労自慢したいわけじゃないよ!)いろいろ考えたり悩んだり思い出したりするのはもはや趣味というか癖みたいになってるから、多分そのせい
もしうちの親が口うるさいタイプの人だったなら「1人で大きくなったような顔して!」とか言われるのかもなあ
確かにご飯とか買い物とか家事はそこそこ、実家暮らしの割にやってる方だから、1人で生活してる風は強い
けどそれでも自立してないんだなあ。収入しょぼしょぼだもんなあ。就職してない分、安定もせんし一人暮らしができるのはいつになることやらって感じで
就職もちょっと考えてるんだよ?求人サイトとか見てるし
でも今のフリーターの生活に慣れすぎてしまって、就職して責任ある立場になったらどうなのかなあって
そうした時に芝居とか音楽とか好きなことどれくらいできるのかなあって、そう思うとなかなか一歩踏み出せない
でも今のバイト先も正直いつ潰れるかわからない。その時はちゃんと就職を考えようかな。その時のためにある程度目星は付けておこうかな
金銭面が安定したら、大人になれるのかな
大人になったら、今の私は、なりたかった私は、憧れてる私は、そこにいるのかな、無くさずに手元に置いておけるのかな
ちゃんと、忘れずにいよう
なりたいもの、憧れてるものや人、自分の夢、好きな物
紙に書いて壁に貼っておいてもいいかもしれない
かっこいいオトナになりたい