バイクでのコーナリングのポイント8 バンク+ブレーキング
コーナーの入り口からクリッピングポイントまでのライダーの仕事は、
スピードをコーナリングスピードにアジャストする
コーナリングラインにあったバンク角にアジャストする
ブレーキングとバンクを同時にすると倒しこみに戸惑うことが有ると思います。バイクが思ったようにバンクしない。
こんなときには、とにかく気合で倒しこむ・・・・
ちょっと無謀な選択ですね。
なぜ、バンクさせにくいのか、それは、あなたがバイクの可能性をスポイルしているからです。
バンクを始めるとき、ノーブレーキとブレーキングしながらでは、
倒しこむときの感覚が少し違うからです。
強いブレーキをかけた場合、指を握りこむことによって筋肉が緊張します。
緊張した状態では、関節の動きが悪くなりバンク角に見あったステアリング角をバイクが作るのを邪魔している可能性がある。
また、ブレーキを掛けるとバイクが起き上がる傾向があります。
フロントタイヤにかかる荷重が増えてグリップ力が変わるからなのか、ブレーキングによってスピードが落ちて、その分のステアリング切れ角が小さくならないといけないのにそのままの切れ角を維持しているから、実質ハンドルをインに切っていることになる?のか
なぜ? の詳しい説明はしませんが、ブレーキを掛けながらバンクさせることを訓練して身に付けてください。
体の感覚を言葉で、表現しようと思いながら書いていますが、わかりにくいこともあるかと思います。まずは、あなたの感覚と比べることがスタートです。
単一のコーナーと連続のコーナーでは変わってきますが、まず単一コーナーから考えます。
コーナーの進入からクリップまで走るラインをどのように取るかを考えてスピードを減速すること、
直進状態のスピード ー クリッピングポイントのスピード=20キロ
なら 20キロの減速するだけでいいですよね。
速度50キロの道路で20キロ減速して30キロで走行するコーナーはかなり急カーブですね。
緩やかに曲がっている場合はスロットルを戻してエンブレで充分だったりしますね。
色々な状況を経験して慣れていくのが大切だし、シュミレーションしてイメージトレーニングしておくのも有効です。