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バイクでのコーナリングのポイント 4
バイクに乗ってコーナリングをする時は、あなたにとって道路がどのように見えているかが大変重要なこなんですね。
図は、ヘアピンカーブの写真です。
まず、道路の境目に赤いラインをつけてあります。
道路のセンターにある、黒いラインと赤いラインはクロスしていますので、この先は、曲りこんでいるのがわかります。
横の景色も曲りこんでいるのがわかりますね。
また、ガードレールも突き当たりでバリケードのように見えます。
これで、この先は、90度の直角に曲っていると判断します。
この位置では、直角に曲っていることは判断できますが、その先はまだ見えていませんので、さらに90度曲りこんでいるヘアピンカーブであることはわかっていません。
カーブに進入して、初めてこのコーナーの先が見えてヘアピンカーブになっていることがわかります。
バイクを安全にコーナリングさせるコツは、スローインファーストアウトです。
このような、先の見えていないカーブを走る場合は、カーブの出口が見えるまでは、カーブのRにあった速度までしっかり減速して走行することです。
普段走行している方は、経験でスローインファーストアウトを自然に実行していると思います。
あなたがもし、峠を走っていてコーナリングでしっくり行かないとか、ギクシャクする体験をしているのでしたら、コーナリングは、速度の変化ばかりではなく実際は走行ラインも2次関数のような曲線を描いて走行しているからなんですね。
走行ラインは、バンク角の変化と考えてもいいと思います。
バンク角を変化させて、走行ラインを作っているのでカーブが思ったより曲りこんでいた場合は、さらに倒しこむか、さらにスピードを落とす必要が出てきます。
この時、ライディングテクニックが不足していると対応できずに怖い思いをするわけですね。
公道のコーナリングで、まず身につけるのは、視覚情報からカーブの情報を的確に読む能力ではないでしょうか?