フルブレーキング考察

制動時の速度変化は、バイクの能力によって決まってきます。

ウイングつきの上から押さえつける力を発生するF1などの場合は4Gも可能といわれています。

押さえつける力が大きくなれば摩擦力が増えます。

ウイングによるダウンフォースの場合は質量の増加はないので減速時に必要な力は変わらないので強烈な減速ができます。

空力によるダウンフォースを稼げない2輪車の場合は、別です。

スポーツバイクの能力は、1Gぐらいが限界値のようです。制動停止距離を決めているのはタイヤと路面のミューだといえます。

そこで、ミューの高い舗装路とグリップの良いタイヤを使っての状態で、1Gぐらいの減速が可能だろうといわれています。

路面ミューの低い雨の路面や、ダートなら当然1G以下になりますね。

どんな状態でも、最大減速Gを作り出すのが最短のブレーキングと考えてみましょう。

では、どうすればいいのか?

単純に考えてみると、3つのポイントを身に付けるといいのではと思っいます。

摩擦円の最大値でブレーキを行う

タイヤすべり率を10~20%でキープする

バイクを直立させる

簡単ですね。

でも、わかっちゃいるけどできないという声が聞こえてきそうですね。


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