感覚と現実の差
バイクに乗っていて時速50キロで走行している時の感覚は、自転車しか乗っていなかったときから初めてバイクに乗って走行した時の速度感と高速道路で時速100キロで1時間走行した後に一般道に降りた時の速度感では大きく違います。
脳の情報処理能力がインプットの速度を早くするとその状態になれていって速い速度でも対応できるようになるインターチェンジ効果(よく速聴で効果をいわれている)と言われる現象が起
でもこの能力は、バイクに乗っているときには少し困りものに
なる時があります。
あるRのコーナーをクリアできる速度は物理的な限界が決まっ
ているので、たとえば、50Km/hの限界速度のコーナーに感
覚的に40Km/hで入っていった時、実際の速度が60km/h
だった場合クリアーできずに事故ります。
ブレーキの場合も感覚の速度と実際の速度が大きくずれてい
ると制動停止距離は実際の速度でしか止まれませんので、
メーターで確認する必要があります。さらにいいのは、エンジン
回転数を音や振動で感じる感覚を磨いていると、今のギヤを知
っていれば速度も知ることが出来ます。
(視覚情報に頼らないのでインターチェンジ効果を起こさない)
バイクに乗っている時は、
視覚・聴覚・触覚・嗅覚など感覚を総動員して乗りたいものです。