コーナリングの基本と言えば
スローインファーストアウトとアウトインアウトですよね。
スローインといえば遅いスピードで進入していくように思いますがレース中のオンボード映像を見たことのある人は、どこがスローやねんと思わず突っ込みを入れたい気分になると思います。
こんなんファーストインや〜っと言いたい所です。でも1/100秒を縮める走行をする彼らにとってコーナーに入っていくスピードは、そのコーナーの限界スピードなんだから当然遅くはありません。おそらく物理的な限界スピードといえます。
じゃーどこがスローインなのと言う事になりますね。それはコーナーに侵入するまでのスピードに対して遅いから(ブレーキングをして入っていくから)ストレートのスピードからコーナリングスピードに減速していくことをスローインと言ってるんです。
コーナリングの一番インに付いた状態から立ち上がりにかけてはスロットルを開けて加速していくのでコーナー出口ではファーストアウトになりますね。
レースにおいては、加速するか減速するかでスロットルパーシャルの時はコーナリング中のごく短時間しかありません。
一般道の場合は、制限速度の範囲内で走行するのなら、ぼへーという感じでスロットル一定のまま減速しないでそのまま走行可能な道が大半でしょう。だって限界コーナリングスピードのほうが制限時速より高い所が大半ですから。峠に入ればちょっと違ってくるので峠に走りに行くと楽しいのですけどね。
スローインファーストアウトとは、スピードをコーナーのRに見合ったスピードにブレーキングできっちり落として、立ち上がりに落とした分のスピードを加速して戻すことと理解すれば言いかと思います。