2024年版|オランダ長期滞在の準備ガイド ―留学・就労ビザの持ち物チェックリスト―
一人での移動の負担を考えて、36インチのスーツケース1つ、大容量バックパック1つ、ショルダーバッグ1つに荷物を絞ることにしました。このガイドを読めば、他の情報を探す手間が省けるはずです。この持ち物リストが、皆様の留学や移住の準備のお役に立てれば幸いです。
オランダ長期滞在の持ち物リスト1 ー衣類編ー
オールシーズン用
下着(上) 5枚
下着(下) 5枚
靴下 5足
パジャマ 2組
他の国への旅行も考慮し、最低でも 5 セット用意することをお勧めします。余裕があれば 7 セットまで持参すると、外出時に 1 セットを自宅に残しておけ、帰宅後も洗濯を1日遅らせることができて便利です。
パジャマは重要ではないと考える方もいるかもしれませんが、オランダでの生活では、良質な睡眠が気分に大きく影響し、それが勉強や仕事のパフォーマンスにも関わってきます。ですので、自分が実際に着用して快適だと実感済みのパジャマを 2 セット持参することを強くおすすめします。
夏物
半袖トップス 3枚
夏用ボトムス 3枚
トップスは半袖やノースリーブなど、お好みのスタイルで構いません。ボトムスも個人の好みに応じて選んでください。ただし、長ズボンを着用する習慣がある方は、ジーンズなど、自分に合った長さのものを必ず出発前に日本で購入しておくことをおすすめめします。ヨーロッパの人は脚が非常に長く、現地の洋服は東アジア人の体型に合わない場合が多いためです。
冬物
ヒートテック 3枚
シャツ 2枚
セーター 2枚
長ズボン 2本
ヒートテック タイツ 2枚
薄手の防風・防水パーカー 1着
中綿入り防風・防水パーカー 1着
ヒートテックはユニクロ製を使用しています。
シャツ、セーター、ボトムスは、様々な場面で活用できるよう、白と黒を 1 着ずつ用意しました。
アウターについては、オランダの天気は変わりやすく、晴れていたかと思えば突然の大雨という状況も珍しくありません。そのため、防風・防水機能とフードは必須の3要素です。フードがあれば、よくある小雨の際に傘を使う必要もありません。なお、ダウンジャケットは現地でも購入できます。ブラックフライデーやクリスマスセールなどの期間中はかなりお得に手に入ります。
履物
ルームシューズ
バスサンダル / ビーチサンダル
防水・滑り止め付きスニーカー
普段用スニーカー
ルームシューズは必ず日本から持参することをおすすめします。スニーカーは 2 足持参することをおすすめします。1 足が使えなくなった場合の予備として重宝します。ブーツは現地購入で問題ありません。
小物類
小物類は全て現地で購入可能です。おしゃれなマフラーや帽子も豊富に揃っています。手袋は冬の必需品ですが、真冬に渡航する場合を除き、手袋は現地購入で十分です。ただし、必ず防水性のものを選びましょう。布製の手袋は雨や雪で濡れると、かえって冷たく感じてしまいます。
オランダ長期滞在の持ち物リスト 2 ー生活用品編ー
羽毛布団
秋冬の渡航の場合、圧縮袋に入れて持参することを強くおすすめします。現地での購入は重量物の運搬が大変ですし、オンライン注文の場合は不在時の受け取りが難しいためです。
バスタオル
到着初日は買い物に行く時間がない可能性が高いため、1枚は持参することをお勧めします。
マイカトラリー
箸・スプーン・フォーク・ナイフがセットになったものが便利です。ステンレス製がおすすめです。
洗濯ネット
HEMAは「オランダのロフト」と呼ばれる人気の雑貨店ですが、意外にも洗濯ネットは販売していません。衣類が傷むのを防ぐため、2 セットほど持参することをおすすめします。
魔法瓶
冬の外出時には必需品です。
ボディソープ・シャンプー
ボディソープとシャンプーは、当面の間使用する携帯用サイズで十分です。現地の Etos や Kruidvat などのドラッグストアやスーパーマーケットで、日本でもおなじみのブランドを購入できます。
歯磨き用品
歯ブラシと歯磨き粉は必ず持参しましょう。マウスウォッシュについては、当面の間使用する携帯パックを持参し、追加分は現地で購入することをおすすめします。
洗顔料
特に敏感肌や脂性肌など、肌質に合わせて使用している日本製の洗顔料がある場合は、必ず持参することをおすすめします。
クレンジング洗顔料
現地では主にクレンジングウォーターやクレンジングシートが一般的です。ただし、クレンジングシートはアルコール臭が強く、クレンジングウォーターは別途コットンが必要となり、余分な出費がかかります。クレンジング洗顔料を普段使いの方は、日本から持参することで余分な出費を抑えられます。
頭皮ケア製品
ヨーロッパの硬水は抜け毛の原因になりやすいです。私も来たばかりの頃は、乾燥と硬水の影響で頭皮の状態がかなり悪化してしまいました。そのため、頭皮用スプレーや美容液などの持参をおすすめします。オランダにもヘアケア製品は豊富にありますが、頭皮用のケア製品は総じて高価です。
オランダ長期滞在の持ち物リスト 3 ー電気製品編ー
日本の電源タップ(延長コード)
私は電気製品をたくさん持っています。仕事用のノートパソコンが2台に加え、iPad、スマートフォン、Nintendo Switchなども使用しているのですが、これらの機器それぞれに変換プラグを付けるのは大変面倒です。
そこでおすすめなのが、日本の電源タップの活用です。電源タップを1つ持参すれば、それに変換プラグを1つ付けるだけで、複数の機器を同時に使用できます。
ただし、購入の際は注意点が 2 つあります:
変換プラグが 3 ピン対応の場合は、それに合わせて 3 ピンタイプの電源タップを選びましょう。必ず欧州規格の変換プラグの仕様を確認してから購入してください。
オランダは電気代が比較的高額です。節約したい方は、使わない時に電源を完全に切れる、スイッチ付きの電源タップがおすすめです。
欧州規格変換プラグ
注意点として、オランダのコンセントは奥行きが深いものが多いため、変換プラグの差し込み部分が短いと、ノートPCの充電器やアダプターが使えない可能性があります。形状をよく確認して選びましょう。
万国変換プラグ
オランダ滞在中は他のヨーロッパ諸国への旅行も考えられるため、万国変換プラグを 2 個程度準備することをおすすめします。
変圧器
ドライヤーや電気ケトルなど、日本の電圧用の電化製品を持参する場合は、変圧器もお忘れなく。
AirTag
ネット上の体験談を読んだ結果、欧米の航空会社の荷物取扱いにはあまり信頼が置けないと感じました。そのため、チェックイン荷物の位置を追跡できるよう AirTag を用意しました。
オランダ長期滞在の持ち物リスト 4 ー医薬品編ー
目薬
オランダの秋冬は乾燥しがちで、私の仕事の性質上、目の乾きを特に感じやすかったため、予想以上に目薬を使用しました。現地での価格を考慮すると、普段使用している目薬を 2~3 本持参することをおすすめします。
イブなどの総合鎮痛薬
緊急時用の鎮痛薬は必須アイテムです。特に女性なら生理痛のある方は必ず持参しましょう。生理痛だけでなく、頭痛や喉の痛みにも対応できます。
胃腸薬
海外での生活では、体調を崩したり、お腹を壊したりすることは予測できません。下痢止めや胃腸薬は、あらかじめ用意しておくことをおすすめします。
オランダ長期滞在の持ち物リスト 5 ーバッグ・ケース類編ー
ファスナー付きのキャンバスバッグ
外出時の必需品である魔法瓶(水筒)、折りたたみ傘、モバイルバッテリーなどの持ち運びに最適です。ファスナー付きなので、中身が落ちる心配もなく、安心して使えます。
ファスナー付きのトートバッグ
スーパーでの買い物用です。買い物が多くなった時に果物が転がり出てしまった経験から(実話です)、ファスナー付きを選んでいます。
カードケース
オランダは治安が良いとはいえ、私は財布を持ち歩く習慣をやめ、複数のポケットがあるカードケースを使うようになりました。クレジットカード、交通カード(OVカード)、美術館の年間パスやスーパーのポイントカード(AHのBONUSカード)などを分けて収納できます。ズボンのサイドポケットに入れても安心です。
チェストバッグ(斜めがけポーチ)
カードケースの使用に慣れない方は、斜めがけできるポーチやバッグを使うのがおすすめです。財布をその中に入れ、特に冬場は厚手のコートの下に斜めがけして、ファスナーをしっかり閉めれば、スリなどの心配もなく、安心して持ち運べます。
詰め替え容器
飛行機で他国へ移動する際は、液体類の容量制限があります。乳液や洗顔料などは、機内持ち込み可能な小さな詰め替え容器に移し替えておけば、空港のセキュリティチェックもスムーズに通過できます。
オランダ長期滞在の機内持ち込み荷物チェックリスト1:書類編
パスポート
言うまでもなく必須の持ち物です。
賃貸契約書
住所登録などの手続きをスムーズに進めるため、重要書類は事前に印刷し、クリアファイルなどに整理して持参されることをお勧めします。
現金(ユーロ)
現金10,000ユーロ以上を持ち込む場合は、税関での申告が必要となり、レッドチャネルでの手続きが必要です。多額の現金の持ち込みはお控えいただくことをお勧めしますが、渡航時の所持金としては、1ヶ月分の家賃と生活費(約200ユーロ)程度で十分です。
クレジットカード
証明写真
戸籍謄本
戸籍謄本(または抄本)のアポスティーユ認証を受けた原本と、その公的認証を受けた翻訳文(全文または抜粋)が必要です。
オランダ長期滞在の機内持ち込み荷物チェックリスト2:生活用品編
携帯用マウスウォッシュ
オランダまでの直行便は通常13~15時間の長旅です。機内食後に携帯用マウスウォッシュを使えば、食後の気になる口臭もすっきり消すことができます。
リップクリーム
機内は乾燥しやすいため、食事の後やうがい、水分補給のたびにリップクリームを塗ることをお勧めします。長時間のフライトは体力的に負担が大きいものです。ビジネスクラスは高額ですが、その代替としてプレミアムエコノミーがおすすめです。座席に余裕があり、前席が倒されても快適に過ごせます。また、アメニティキットが付属し、アイマスク、リップクリーム、歯ブラシなどの基本的な身の回り品が揃っているため、持ち物を減らすこともできます。
ハンドクリーム
機内の乾燥対策にはリップクリーム同様、ハンドクリームも効果的です。ただし、航空会社の液体制限(100ml)に引っかかりやすいため、携帯用など小容量のものを選びましょう。
携帯用アルコール消毒液
コロナ禍は落ち着きを見せていますが、変異株やインフルエンザ(特に秋冬の渡航時)への備えは大切です。携帯用の消毒スプレーがあると安心です。私は友人から贈られたほのかな香り付きの消毒スプレーを使用していますが、食事前やトイレ後の衛生管理だけでなく、爽やかな香りでリフレッシュもできて重宝しています。
ポケットティッシュ・携帯用ウェットティッシュ
機内での急な鼻水や、食事後の手や口の清潔保持に便利です。それぞれ小分けタイプを持参すると使いやすいでしょう。
マスク
機内や公共の場での感染予防はもちろん、移動時の乾燥対策としても効果的です。特に保湿タイプのマスクは、長時間のフライトで喉や鼻の不快感を防ぐのに役立ちます。メイク直しが難しい時の心強い味方にもなります。
モバイルバッテリー
ヨーロッパの街並みは写真スポットの宝庫です。特に冬場は寒さで電池の消耗が早くなるため、予備の充電器は必携です。思い出の撮影に備えて、容量に余裕のあるものを選びましょう。
以上が、オランダ移住に必要な基本的な持ち物リストです。お茶や調味料、炊飯器、ドライヤー、電気ケトルなどの生活家電は、かさばる上に電圧の違いもあるため、現地での購入をお勧めします。
このリストが皆様の渡航準備のお役に立ちましたら、ぜひいいねをお願いします🪄🌠
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?