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オルカン、S&P500で大丈夫?インデックス投資家は全員知るべき「不都合な真実」

こんにちは、りくひろです。

30歳子持ちサラリーマンが資産5,000万円になった経験をもとに、X(@RIKUHIRO7)で資産形成について発信しています。

おかげさまで、Xのフォロワー数は4.9万人になりました。

いつもご覧いただき、本当にありがとうございます。

2024年にはKindle本も出版、Kindle最高21位、FIRE戦略を学びたい方はご覧ください。


この記事では、インデックス投資の、「不都合な真実」についてお話します。

インデックス投資は、市場の指数に連動する商品に投資することで、市場と同じ成績を目指す投資方法です。

新NISAが始まり、全世界株式(オルカン)や、米国のS&P500を買い始めたという方も多いのではないでしょうか。

加重平均の商品を活用したインデックス投資は、その分散性からリスクとリターンの効率性が高く、多くの著名な投資家にも愛されています。

投資の神様と呼ばれるあのウォーレン・バフェット氏も、個人投資家にはインデックス投資をすすめています。

引用:日経新聞

かなり安心できますよね。

他の投資方法を否定するつもりは全くありません。

ただ、私のような平凡な素人が投資をするには、インデックス投資はかなり有力な方法だと思います。

ところで、インデックス投資についてXで発信していると、こんな声をいただきます。

  • インデックス投資は平凡な成績しか出せない

  • インデックス投資でFIRE(経済的な自立)はできない

あなたはどう思いますか?

このままインデックス投資を続ければ、明るい未来が待っているでしょうか。

結論から言うと、インデックス投資は優秀だが、それだけで大きな資産を築くことは難しいです。

この記事ではもう少し、この点について深掘りします。

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インデックス投資では平凡な成績しか出せない、は本当?

「インデックス投資では平凡な成績しか出せないから、もっと稼げる投資を目指せ」なんて言われることがあります。

平凡な成績と聞くと、中の下とか、イマイチな成績をイメージしますよね。

この話をする方はおそらく、「市場の平均点が取れる」、という話をしているのだと思います。

間違ってはいないのですが、ここで改めて、市場の「平均点」の意味を考えてみましょう。

市場の平均点とは?

「平均点」という言葉は、学校生活や、受験戦争の中でもよく使われる言葉ですよね。

クラスの平均点は65点でした、という具合です。ただし、平均点では上位校に合格することはできない。したがって、

平均点=合格ラインには足りない=イマイチな成績

というイメージがあるのだと思います。

しかし、インデックス投資における平均点は、このイメージとは異なります。

ポイントは、誰の平均点なのか、です。

例えば市場には、ハーバードのような優秀な大学で鍛え上げられて実践経験を積んだ金融のプロフェッショナル、何億円というお金を数秒単位で動かし続けるトレーダーがゴロゴロいます。

そんな人たちも含めた平均点なので、実は市場の平均点は、想像以上に「優秀」なのです。

ここをもう少し解説します。

マーケットは効率的

市場には、先ほど話したようなプロフェッショナルな投資家たちが、24時間体制で新しい情報を探し、分析し、取引を行っています。

彼らは本物のプロです。

  • 最新のテクノロジーを駆使し

  • 膨大なデータを分析して頭に入れつつ

  • 世界中のニュースをリアルタイムで監視し

  • 高度な数学モデルを活用して

  • 莫大な資金を瞬時に動かします

このような活動を絶え間なく続けるプロたちによって、新しい情報は瞬時に株価に反映されます。そのスピードは、何百分の一秒単位とも言われます。

つまり、現在の株価には、その時点で入手可能なすべての情報が織り込まれている、という考え方ができます。

(市場の規模と多様性があるという前提や、完全には効率的でない部分が残るという話はあります)

これは、私たちが「市場に勝つ」ことが非常に困難であることを意味します。

つまり私たちは、市場に勝とうとするのではなく、すでにベストに近い状態の市場の平均をマルっと買うのが合理的、ということです。

いろいろ話しましたが、要は

「プロたちの平均点は、私たちにとってのベストに限りなく近い」

と思ってもらえれば良いです。

このような市場の効率性があるからこそ、平均的なリターンを得られるインデックス投資は、実は非常に賢明な投資戦略となっているのです。

インデックス投資でFIREできるのか

「インデックス投資でFIREはできない」、という声もよく聞きます。

そんなことはありません!

と声を大にして言いたいところですが、これは「半分正しい」というのが真実だと思います。

私は、インデックス投資は、FIRE(経済的な自立)への最短ルートだと考えています。

自分自身が15年近く投資を続けた結果として、1億円以上の資産を運用し、運用だけで生活費は賄えるので、インデックス投資でFIREは実現可能だと信じているのです。

ですが、一方で、「インデックス投資でFIREはムリだ」という反論も理解します。

この反論には、「インデックス投資は市場の平均点しかとれないから、成長が遅い」というロジックがあるのだと思います。

すでに述べた通り、インデックス投資の平均点は決して落第点ではなく、プロたちの平均点です。

ただ、確かにインデックス投資でFIREを目指すとなれば、さらに説明を補足する必要があります。

今回の記事では、もう少し踏み込んで、この話をします。

いつも抜けている論点

この話は、インデックス投資をすすめる金融機関、銀行や、証券会社の説明ではあまりストレートに出てきません。

人によってあまりに状況が異なるということもありますが、何より、この話に対する解決策を持ち合わせていないからです。

インデックス投資を語るうえで抜けがちな論点、それは「入金力」です。

銀行の窓口で「入金力を上げてきてください」と言われても、ちょっとどうしようもないですよね。

おそらく、もう少しリスクの高い商品をすすめられ、手数料を取られるのがオチです。

結局は入金力次第という真実

個人が大きな資産を作るのであれば、1番現実的な方法は結局、入金力を上げることです。

いくらパフォーマンスの高い個別株を見つけても、インデックス投資でも、入金力を高めなければ、資産は大きくなりません。

全く夢のない話をしてしまいました。

もう一度、インデックス投資について整理します。

インデックス投資の大きな特徴は次の2点です。

  •  分散性が高く、効率性が高い

  • 市場の平均以上のパフォーマンスは出ない

私たちは市場自体を動かすことはできないので、資産形成を加速するために残された道は2つです。

  1.  さらに成長性の高い商品に資産を配分する

  2. インデックス投資の金額を上げる

凡人の私には、成長性の高い商品を選ぶ能力もスキルもないので、必然的に2を選択することになります。

インデックス投資の金額を上げるとは、つまり、入金力を上げることを意味します。

つまり、インデックス投資でFIREを達成することはできるが、入金力を高めることが前提です。

これが答えです。

インデックス投資家は投資だけしていてはいけない

FIREという分かりやすい目標を例に出しましたが、実は全てのひとにとってこの結論は、重要な意味を持ちます。

たしかにインデックス投資は優秀ですが、問題は、あまりに時間がかかることです。

資産形成における、20年、30年という時間はあまりに長すぎます。

ゆっくり待てる方はいいのですが、できればもっと早く、安心したいですよね。

もしあなたがサラリーマンで、出来るだけ早く資産を築きたいのであれば、やることは明確です。

「入金力を高めること」です。

でも、給料はなかなか上がらないし、税金は高くなる一方ですよね。

そこで、サラリーマンが入金力を高める最も現実的な方法は、「副業」です。

著書にも書きましたが、インデックス投資と副業は、非常に相性がよく、この両輪をうまく回すことが最も現実的で、効率的です。

次回はもう少し詳しく、投資と副業についてお話したいと思います。

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それでは、また次回お会いしましょう!

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