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白木の位牌も今宵限り
相変わらず朝夕は冷え込みますね。できるだけコートを着ない選択をしがちな私も、今年は素直に着てから家を出ています。ヌクいは正義です。
さて、……。
「赤城の山も今宵限り」と国定忠治は言ったらしいが、わが家は既報の通り、明日実家に赴いて四十九日法要を営む予定。亡母が世を去り葬儀を営んだ後、我が家に鎮座し続けていた白木の位牌、お骨壷と遺影の3つを持って菩提寺に向かう。
菩提寺からは今日の昼過ぎに電話があった。明日の確認だという。リコンファームという表現がこれほど似合わないお務めごとも珍しい。
上述の3点セット(……この表現もどうかと思うが)のうち、白木の位牌は繰り出しの本位牌に変わる。お骨壷は中からメインのものを袋に入れて墓石内に納めた後廃棄となる。結果として、遺影だけを持ち帰ることになる。
そして今回は、法要が終わった後に実家の仏壇の扱いについて恐る恐るとはなりつつもご住職にご相談したいと考えている。というのは、実家に住む予定はなく売却するつもりなので、この点はどうしても不可避となる。そうであれば、早めに相談するに如くはない。
墓が実家近くにあることと、東京で新たな菩提寺を持ちたいとは思わないことから、法事の都度菩提寺に通うことを前提にお話ししたい。
更に、今の仏壇は魂抜きをして東京の家には仏壇を置かない移行であることも相談したいと思う。不心得者と怒られるかもしれないが、狭い居住空間の中で仏壇をどう位置づけるのか。これは都会に住む人間に共通する悩みだろう。
だから、たとえ信心を疑われてもそれを乗り越えて話さねばならないことだというのが私の考え。
ただ、ぶっちゃけこの趣旨で話をされた場合、菩提寺側にとってもそう悪い話ではないはずだと思っている。そのまま檀家で居続けるのだから、というのが私の考え。だから、丸く収まる方向に進むのではないかと期待している。
取りあえず、明日は日帰りでの強行軍となるので、往復の無事を祈りながら車を運転する。願わくば無事に帰京できることを祈るのみ。
お読み頂き、ありがとうございました。
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