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音声通話至上主義も修正の時だと思う

今日もスッキリしない1日でしたね。パラつく雨、それでも水不足よりはマシだと自分に言い聞かせています。

さて、……。

職場に内線電話が残っている会社ってどれくらいあるのだろう。私の勤務先はまだある。

昨今はTeamsが普及し、高頻度で用いられている。これを用いることでも社内者とは通話ができる。しかも、画面共有をかけることで、同じ資料を見ながら会話ができることから、こちらに移行しようという声もある。

ただ、TeamsはPCにマイクセットをつけないと会話が難しい。なくてもできるのだけど、PC本体のマイクは無指向性で周囲の音を広範に拾ってしまう。また、PCのスピーカーも周囲に音が広がるため、込み入った話には向かない。

でも、マイクセットを常にPCにつないでいると、今度は呼び出し音がイヤホンからしか聞こえないため、呼び出されていても気付けない。PC画面をながめていればよいが、たまたまキャビネットに資料を見に行っていたらアウトである。

だから、呼び出されるまではマイクセットを外しておき、鳴ったらジャックを差し込むという手間が必要になる。

そうなると、慣れもあって内線電話が残ってしまう。

もっとも、内線電話機自体の生産が縮小されてきている。PHSは病院などではまだ需要があるものの、世の中の趨勢からはズレている。そのため、一人ずつにスマホを配布する流れになってきている。

私の勤務先も上半期中には一人ずつにスマホを配布する予定だと聞く。その後、内線電話はなくなることになる。これも是非もなしだろう。

ただ、スマホの配布は、電話での音声通話はまだ大事だと考えていることを意味する。この点、電話については最近とみに分が悪い。

「時間泥棒」という言い方をする人もいる。相手の都合で自分の時間を一方的に奪われるからだ。

自分が何をやっているのかに関わらず、電話は掛かってくる。その時には、自分が今やっていることを中断しなければならない。「ちょっと待って」という意思を伝えるにも電話に出ることになる。

その後、電話が終わっても直ちに元通りのペースでそれまでやっていたことを再開できるか。少なくとも私はできない。電話で話した内容を反芻してしまうし、そちらを落ち着かせるまで時間と労力が掛かる。

作業は波とリズムで進む。うまく波に乗ってテンポよく進められるようになるのにも、時間は掛かる。場合によっては集中力が削がれて「今日はもうやめた!」ということもあり得る。

そういうことが理解される時代にありながら、なおスマホを配ったりするのってどうかと思っている。必要なことのみを簡潔に書いてチャットで送る。そちらに比重を移してもよいのではないかというのが私の考え。

確かに、音声通話をゼロにするのは勇気がいる。でも、あくまでもお守り的な位置付けに変えていかないと仕事の仕方が変わらない。私はそう思っている。

お読み頂き、ありがとうございました。

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