バス乗車で意外に多いチャージ残高不足が気になる
今朝家を出る時点では曇りで、雨は降っていませんでした。そのような状況であったため、会社に着くまで雨が降らないよう祈りつつ出社しました。しかし、会社の最寄駅を出ると結構な雨が降る状況。もはやこれまでです。
さて、……。
とはいえ、私は駅前から会社の事務所近くまではバスに乗る。だから、まだ傘を開かずに済むと思っていた。バス停から乗り口に入り込む一瞬はどうにもならないが、駆け込めばいいやと高を括っていたのだ。
そして、実際にバスが停留所にやってきた。停留所に並んでいた人が順番に乗車していく。ここまでは想定通り。ところが、私の2人前の乗客がバスに乗り込み料金箱の交通系ICカードタッチ箇所にしたところ「ブブッ」と耳慣れない音を立てた。
当人は焦ってもう一度タッチしたのだけど、やはり「ブブッ」と音を立てる状況は変わらない。運転手がおもむろに「チャージしますか、それとも現金で?」と質問する。この問いに対しては、人に寄るのだけどチャージが多い。
チャージの場合、乗客が千円札を料金箱の投入口から差し入れた後、運転手が「それでは一旦チャージをお願いします」と言い、それを受けて乗客が交通系ICカードを料金箱の交通系ICカードタッチ箇所にタッチする。
それによりチャージが完了する。しかしそれで終わりではない。運転手が改めて「もう一度タッチをお願いします」と言って乗客が言われるままにタッチすることで、改めて運賃が支払われ、この乗客の支払手続が完了することになる。
素直にチャージを最初から選択していたらもう一度タッチするまでの時間が省けていたはず。しかし、意外とここでもう一度と粘る人が多い。
結局残高不足を追認し、やむを得ずチャージに向かう。ただ、この場合のチャージ額は大抵最低金額の1,000円。1,000円って、基本的に4回バスに乗ったらその次には使えない(=残高不足により改めてチャージが必要な)額に過ぎない。
そういう状況であることから、また3日後(二往復を経た後)にこの人がどう対応するのかが若干気になる。
実は、急にチャージをすることになった乗客の操作が全て終わるまで、私は雨ざらしとなった。1分とは言わないが、45秒程度は掛かったと感じている。私に帰責性はないと思っており、災難だったとの気持ちが強い。
幸い私の直前の乗客はそのまま乗車してくれた。よってそれ以上の実害はなかった。もしこの人も同様の対応をするようなことがあったら、さすがに困っただろうと思う。
交通系ICカードのチャージは一部コンビニでもできる。このことは、事業者からかなり力を入れてSNSで拡散されている。だからこそ、その割に「ブブッ」となって初めてバスで最低金額をチャージするという構図は、今後極力避けるべきこと。
更に言えば、チャージを余儀なくされた乗客が、このような状況に陥ってもあまり悪びれた様子を見せないのが気になった。バスの運転手は仕事の一環だけど、その他大勢の乗客は、交通系ICカードの残高不足を前向きに受け止めてはいないし、私はたまたまの運の悪さもあるが、結構濡れることになった。
お読み頂き、ありがとうございました。