大御所と呼ばれる人への対処
今日は気温はそれほど上がらなかったものの、日差しはかなり強かったです。そろそろ夏至ですから当たり前ですね。シミができたらどうしよう……と、既にあちこちにできているのに思ってしまいました。
さて、……。
世の中には大御所と呼ばれる人がいる。もちろん前の征夷大将軍だったわけではなく、その分野で上り詰めて一世を風靡したとか長年トップに君臨し、後進を指導した等のゆえに大きな発言力を持つ方である。
人によっては冠番組を持っていたり、ご意見番としての役割も持っていたりすることもある。そういう方に対しては、若造はもちろん中堅どころでもものを言いにくい雰囲気が濃厚に漂う。
その状態では、顔を合わせるたびに緊張感を強いられる。精神面でも負担になるだろう。実際、もしその方の逆鱗に触れるようなことをすれば、その分野で活動の場を失う=生きていけなくなることも起こり得るのだから。
ただ、だからと言って大御所達の存在が悪いのか。私はそれは違うと思う。彼らもそれなりに場数を踏んで何度も失敗しながらも実力を身につけて上がってきたはず。だからその歩んだ道のりに対しては、まずは敬意を表すべきだろう。
その上で、その分野での実力を磨き、多くの方の支持を集めるようにするのが本筋である。そういう本筋から外れたところで、ただ大御所がいつまでもいるのが悪いという批判をするのは意味がない。
厳しめに言えば、実力で乗り越えることを放棄していることになる。それで支持が集まらないのは当然だろう。
「後生畏るべし」という言葉もある。本来、後から生まれた若造は将来どうなるかを見通せず、畏れられる存在だと考えられていた。それは、人生の先輩を批判するからではないことを、我々も再認識する必要があるだろう。
お読み頂き、ありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。