こんなん書いてましてん『優しいキスをして』(薄桜鬼 沖田)
朝起きて聞こえるのは君が台所にたって朝餉の支度をしてる音。
僕は眠い目を擦りながら布団からでて雪見窓の障子を開けるんだ。
そこには朝陽を浴びた花々がみえる。
僕はただじっとその窓から見える景色をみる。
そうしてると君が僕を起こしにやってくる。
朝餉の支度をすませた君は部屋に入るともう起きている僕を見て静かに微笑み用意ができた事を告げる。
僕は君に僕の隣に来るようにいうと君は促されるままに僕の隣へと立つ。
僕は君の肩を抱き外の景色を見せる。
君は嬉しそうにその花々の咲き乱れる景色を微笑みを称え眺めるんだ。
君とのこんな生活をいつまで続けられるんだろう。
僕の不安を見透かすように君は僕の頬に手を触れる。
そして君のほうを向いた僕の唇にそっと優しい口づけをしてくれる。
英語なるものではキスというらしいね。
君は僕にいつも不安を感じとると優しいキスをしてくれる。
そして、優しい微笑みをくれる。
ねぇ、君・・お願いがあるんだ。
僕の命が消える時、一人で旅立つ僕が不安にならないようにこうやって優しいキスをして。