こんなん書いてましてん『春の月』(薄桜鬼 土方)
お前が春の月ように俺を照らしてくれている。
毎日、毎夜、お前が傍で寝息をたて始めるまでこの腕にお前を抱き締める。
お前は、春の月ように淡く俺を照らしてくれる。
俺は、もう、てめぇの命を軽く考えちゃならねぇんだと実感させられる。
なぁ、お前は俺を選んで後悔なんてしてねぇよな…。
いつかくるかもしれねぇ俺の命の終わりにお前は怯えてんじゃねぇかと思ったりもしてるんだが…。
お前が傍にいて、いつかの手折られてしまっていた桜の蕾のついた枝のようにお前が俺をその春の月ような柔らかい笑顔で見つめていてくれる限り…俺はお前の前から消えるつもりは更々ねぇ。
まだ、死ぬ気は更々ねぇってこった。
安心しろ、俺はまだ死なねぇ。
おめぇの事が気になって死んだりできねぇんだよ。
春の月を雲に隠すような真似はしねぇから、これからもお前はその春の月ような笑顔を俺にむけてろ