【デザイナー必見】弊社エンジニアが考える理想のデザイナー像
こんにちは、Diverseプロダクトデザイナーの大石(@RikuApo)です。
今回は弊社のエンジニアメンバーにどんなデザイナーと仕事がしたいかなど、切り込んだ質問のアンケートをとりました。「他の会社のエンジニアはどんな思いをデザイナーに抱いて仕事をしているだろう」と気になるデザイナーの方もいるかと思います。そんな方は弊社のアンケート結果を是非最後まで見てください!
回答したメンバー(7人)
クライアントエンジニア:2人
サーバーエンジニア:5人
質問項目(5つ)
デザイナーがいて助かるなと思う時はどんな時ですか
逆にデザイナーとのコミュニケーションで困る時はどんな時ですか
デザイナーから渡されるデータで困る時はどんな時ですか
理想のデザインデータはどのような物ですか
理想のデザイナーとはどんな人ですか
Q1. 助かる時
クライアントエンジニア
自身のデザインの引き出しが少ないので、相談したときすぐ返答来るし複数提案してくれる時。
素材不足していたとき。
すぐ作ってくれるとき。
イラスト/アニメーションがつくれる。
サービスに対して、ユーザーが最初に目にするタッチポイントとなる部分を専門的に考えてくれること。
サーバーエンジニア
ちょっとした説明や画像の追加でも、配置やカラーを考えてもらうのをお願いできる。エンジニアがやると作業は早いけど後にそこだけ違和感が出てきたりする。
トンマナ管理してもらえる。
施策の要件を視覚的にイメージしやすくなるのと、デザインできた時点で要件詳細まで落とし込んでくれているところ。
YYC内で統一されたデザイン、ユーザー視点でUI/UX設計してくれて助かる。
テクニカル部分との擦り合わせで厳しい時は、別のアイデアを提供してくれる時。
デザイナーならではの視点で提案してくれるとき。
外注のデザイナーと比べてドメイン知識が合うので早く質が高い。
実装する前に具体的な成果物のイメージをチームで共有することができたとき。
感想
開発効率の話だけではなく、プロダクトをいかにいいものにしていくかの視点で回答してるのが印象的でした。その中でデザイナーがいる事で助かっているということを評価してもらえてる回答が多く、素直に嬉しいです。
まとめ
相談した時に新しいアイデアを提案してくれる
デザインの全体を管理してくれているので助かる
施策の視覚的なイメージ化をしてくれる
実装前に具体的な成果物イメージをチームで共有できる
Q2. コミュニケーションで困る時
クライアントエンジニア
もう終わる終わる詐欺。デザイン&開発スプリントで、スプリント後半でfixするとき。
例外パターン(ネットワーク周り、エラー処理、etc)についてのすり合わせが都度必要になる。
サーバーエンジニア
デザイン&開発のスプリントで進捗具合がわからない時。
なぜそのデザインは実装できないか、技術的な部分を説明するのは難しい。
エンジニアリング周りの話を噛み砕いて伝える際に困るときあるかも。
デザインされた画面や機能以外の考慮が漏れており、デザイナーの要望に100%答えられないとき。
感想
私は見積もりが甘くて、デザインが遅れてしまうことがあるので耳が痛いです、、見積もりの精度を上げるためには、リファインメントの際に仕様面と開発面で懸念点を解決しておくことが重要なので意識しています。開発に関する情報はエンジニアを頼っていい部分もあると思うのですが、デザイナー自身も開発の知識がある方が業務が円滑になるのは間違いないので、日々のインプットは必要だと感じています。
まとめ
デザインの進捗が遅れることで、開発も遅れてしまう
デザイナーが開発に関する知識が少ないことで教えるコストがかかる
Q3. 渡されるデータで困る時
クライアントエンジニア
フォントサイズ、フォントカラー、margin/paddingが場所によってまちまち。(昔に結構あった)
施策ごとのデータはリンク渡されるからすぐ特定できるが、不具合修正時などで目的のデータをさがすのが大変
画像に関してはfigmaで個々で完結できるので特に困ったことはない。
サーバーエンジニア
リファインメントで想定してた要件より、FIXしたデザインによって工数が膨れそうな時。
要件もれや欲しい範囲で画像がエクスポートできない時。
開発設計やテクニカル部分で実現が厳しい時。
思い通りに書き出しできない時。
Figmaから基本取れるのであんまりない。
アイコンや画像がexportしづらい状態だったり、必要以上に容量の大きいデータのとき。(Figmaなどのデザインツールの進化でここらへんはだいぶ改善してきてる)
感想
不具合の箇所のデザインが探しにくいのは気づいていませんでした。普段からステータスや遷移先が明確なデザインデータのまとめ方を検討していこうと思いました。
まとめ
margin/paddingなどが統一されていない時
画像がExportしづらい状態
デザインを探すのに時間がかかる
Q4. 理想のデザインデータ
クライアントエンジニア
統一感がある。
使い回しがしやすい。
パターンの種類が把握しやすい。
画面遷移/状態が把握しやすい。
名前、サイズ等修正することなくそのまま使えるもの。
サーバーエンジニア
デザインデータからhtml/cssエクスポートできて、そのまま使用できる。(マークアップエンジニアが書くような構造設計を維持できるレベルまでいかないとなかなか組み込むのは難しい)
デザインシステムに沿ったもの。
命名規則、容量、プラットフォームの標準UIが考慮されて、さらに利用するユーザーに受け入れられやすいデザインになったデータ。
感想
レイヤーの名前、構造の整理はデザインしていると後回しになりがちだったのですが、回答の結果を見ると重要度は高いので意識を改めなければと思いました。
まとめ
デザインがそのまま開発にExportできる状態
命名規則やステータス、パターンの把握がしやすいデータ
Q5. 理想のデザイナー
クライアントエンジニア
デザインという手段を用いて、ユーザーを幸せにする人
積極的に自分の専門知識を用いてデザインのあらゆる面で提案、デザインしてくれる人
サーバーエンジニア
コミュ力が高い。
ユーザー視点のUI/UX設計できて、デザインのトレンドに敏感。
業務の中だけで考えると静的ページ組める程度のマークアップスキルがある人。
独創的なデザインを生み出せる人。
デザインの引き出しをたくさん持っている人。
デザインの背景を含めて言語化出来る。
質(誰かに届ける価値)とスピードをトレードオフにせず、スコープを削って小さく速く回せる。
ユーザの課題を発見したり、解決してくれる人。
感想
エンジニアが考える理想はデザイナーが理想としていることとほとんど同じなので、デザイナーが目指す場所とエンジニアが求めているスキルが乖離していなくてよかったと思いました。
まとめ
デザインの引き出しが多く提案をしてくれる人
デザインという手段で課題を解決していける人
質とスピードをトレードオフにせず、スコープを限定して早く回せる人
番外編
チームメンバーからのフィードバックをもとに、さらに良い改善案を出してくれているところが流石だなと思ってて、いつも助かっています!感謝!
困ること幾つか挙げましたが事前に確認してくれてたり、ほとんど相談すれば解決するので助かってます。今後も引き続きよろしくお願いします!
困ったことがあったりするとすぐ相談にのってくれたり、figmaの使い方講座を開いてくれたりとっても感謝しております!
最後に
いかがでしたでしょうか?組織や取り扱っているドメインによって、エンジニアが抱く考え方は異なると思います。皆様のチームのエンジニアにアンケートを実施することも面白い結果が得られるかもしれませんので、ぜひ試してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました🙌