正月に聞く我が家の言伝え
明けましておめでとうございます。
rikuaと申します。初めましての方が多いかな?と思います。
MZDAOに加入したことがきっかけとなり、素晴らしい繋がりが生まれ、FREEDOM DAO マガジンメンバーの一員として参加させていただけることとなりました。
私は、とても引っ込み思案、人見知り、対人恐怖症、極度の出不精、ネガティブで根暗だったりします。詳しい自己紹介は機会があればお話ししますね。しかも、文章を書くのも苦手分野です。そんな私ですが、何かしら始めたい!!前に進みたい!!と思っていたところ、新たな試みに挑戦するチャンスをいただきました。
未熟ながらも知恵を絞り、人に伝える文章を書く努力をしながら、個人的な思考、概念、独り言的なお話を定期的に配信したいと思いますので、宜しくお願いいたします。
正月早々からたわいもない話にはなりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
さて、お正月にふさわしいお話はないか?と考えてみましたが、中々出てこないものですね。お祝いムードの中、明るくなれるような話が見つからずです。なので、小さい頃から正月に聞かされていた実家で祀っているお稲荷さんについてお話ししたいと思います。
私の実家では現在、計6体のお稲荷さんを祀っています。画像はそのお稲荷さんです。
正月元旦は勿論、毎月の1日にはお赤飯とお酒を用意し、朝イチでそれらのお稲荷さんや氏神様、計11ヶ所にお詣りをしてから朝食を食べるしきたりがあります。全てのお稲荷さんについて、何を祀ったものなのか覚えていませんが、近所のお城から洪水の際に流れ着いてお預かりしているらしいお稲荷さん(本体は神社にお返ししたので現在は代わりの稲荷)、白蛇弁天、山犬などを祀っているそうです。
お城から流れ着いた稲荷については一時期観光客が見に来たこともあり、奥州街道の歴史好きには見てみたいお稲荷さんなのかもしれません。
そんな歴史的なお稲荷さんがある中、特に印象に残っている一体があります。それは、山犬を祀ったお稲荷さんです。
かなり昔の話ですが、我が家は田んぼの中にぽつんと一軒ある農家だったそうです。人目につかない農家ですから、泥棒が入って色んなものが盗まれた時期があり、家主はとても困っていました。そこで、何か対策はないかと考えていたところ、番犬として山犬が良いのではないか?という話を聞き、泥棒対策として群馬の山奥から山犬をもらってくることになりました。
山犬をもらってきてから数日後、泥棒に入った犯人を山犬が見事仕留めてきました。その犯人を見ると、なんと家主の息子だったというお話です。
家主の息子が犯人だったということに、幼い頃の私は「まさか身内に犯人がいたなんて!!」と衝撃を受けました。
「まさか身内に犯人はいないだろうという概念から除外していた」ということもありますが、「例え身内でもこれくらい良いだろうと無断で持っていってはいけない」という教えとしても山犬の話を聞かされていたように思えます。
皆さんも大事にならずとも似たような経験をしたことはありませんか?
信用していたのにまさかあいつがそんなことするなんて!?
これくらいなら大丈夫だろうと思ったら後々バレて叱られた。
…なんてことが。
この山犬の話は、現代にも通じるものがあるように感じます。
小さい頃は深く考えることなく聞いていた昔話です。物心ついた頃から聞かされてきた話なので、我が家では当たり前のお話、特別なものだと感じることはありませんでした。
しかし、大人になり社会に出ると、歴史的なものが我が家にあること、言伝えとして残る話があることは貴重なことであり、誇りに思って良いのかもしれないと考えるようになりました。そのため、このような氏神様やお稲荷さんについての言伝えを、去年生まれた私の子どもにも伝えていきたいと考えています。
あなたのご家庭には言伝えのようなものはありますか?もしあったとしたら、貴重なものだと思いますので大切にしてください。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
明日は KENKEN(colloabito)さんです。バトンタッチします。
今後とも宜しくお願いいたします。
#氏神様 #言伝え