物語の丘

静かに、ペンが走る音を聞いて 風が坂道を登る
丘の上、今日も 貴方は待っているかな 
野良猫は欠伸をして待つ

階段駆け下りれば いつもの道
呼吸を整えて ドアを開けた

生まれ変わる 真っ白なページめくればそこは
まだ誰も知らない新しい明日
あなたへと続く言葉をひとつひとつ
今、繋いでいこう　消えてしまう前に

聞かせて、 あなたが本当に知りたい事
空想はどこまでも走る

いつもの特等席 沈み込むソファで
次の物語へと 手を伸ばして

生まれ変わる 新しい表紙めくればそこは
まだ誰も知らないまっさらな私
この先ある、沢山の出会い予感しながら
読み進めて　消えてしまう前に

動き出した、 真っ白なページめくればそこは
まだ誰も知らない新しいステージ
あなたが今、立っている その絵をこの紙の上
描いていこう 消えてしまう前に
新しいストーリー