こだわり
こんばんは!
各公演での言いたい事を毎日アップしていましたが、9/28から釧路や苫小牧に行くこともあり、釧路公演のことは帰ってきてから色々と綴りたいと思っているので、またの日まで楽しみにしていただければと思います。
今日は、昨日言っていた、セットリストについての拘りについて少し話を聞いていただきたい。
他のミュージシャンがどのようにセットリストを組んでいるかわからないのだけど、”負担”をなくすため、どの公演も同じようなセットリストにすることは多くあります。
それが、バンドだったり、ユニットだったりするならば余計に。
そして、サポートメンバーが入るならば余計に。
各々が安心感のあるライブをするには、それも正しい選択だと思います。
スピカペラの時はそうでした。
セットリストを大幅に変えることのないほうが、バンドでの練習と、ユニットでの練習と、練習時間を含めて効率が良いから。
時間の使い方が有効的になるんですよね。
でも、秋田谷は、そこに拘りがあって。
いろんな公演会場で似通った曲をやってもつまらないと思うんです。
もちろん、ひとつの会場だけに来てくれるお客さんならば、なにもかもが新鮮に思えるかもいしれませんが、2会場以上に来てくれるお客さんにとっては”つまらない”となってしまうと、勝手に思っています。
人は飽きる
同じことをやっていると人は飽きるんです。
それが、毎日の事ならなおさら飽きると思うし。
ライブでも同じだと思っています。
その中でも、各会場で話すことが違うからと思って来てくれるようなお客さんは神だと思います。
そんな人は滅多にいません。
おそらくメジャーデビューをして、めちゃくちゃ売れてるアーティストの中に若干いるくらいだと思う。それかリアコ。
大半の人間は、好きなアーティストの中に、好きな曲・あんまり好きじゃない曲・嫌いな曲っていうのがあって、全部が好きっていうのは、多分今で言う”リアコ”のやつだと思ってます。
(リアコ:「リアルに恋してる」という言葉の略語で、推し活でよく使われるらしい)
あいにく、秋田谷はリアコなんてもんは求めてなく笑
楽曲で、誰かの心を動かせたらこの上ないほどの幸せと思っているので、
そうなると、ややこしい拘りにたどり着くんですね。
今回のワンマンライブのセットリストのベースは、東京公演のセットリストになると思っていますが、例えば、東京公演でやったものを、最終公演の釧路で全く同じものをやるのはちょっと違う。
曲作りなんて、それぞれの場所で、それぞれの想いがあって、表せる感情の度合いが変わってくるもので。
別に力量を抜いてるとか、そういうことでもなくて。
自然現象があるんですよね。
同じ曲を、別の会場で歌うと雰囲気が違うというのはもちろんあるんだけれど、その会場でしか歌わない曲、その会場だから歌う曲、その会場だけの空気感。そういうのを含めてセットリストを決めているんです。
スピカペラの時も、サポートメンバーの負担を軽減しつつ、そういうのは常々考えていました。
同じ曲をやることはもちろんあります。
でも、曲順が違ったり、内容が全く違ったり。
誰でも楽しめるライブ
秋田谷はずっとそこを目指しています。
初めて来てくれる人。
何度も来てくれている人。
ワンマンの別々の日にちを来てくれる人。
当たり前ですがお客さんの好みは本当に様々で、
僕の明るい曲が好きな人、闇の曲が好きな人。色々いるんです。
その誰もが飽きない。
そんなライブが出来るようなセットリストをいつも考えています。
秋田谷が、どれだけ自身をもって出来たと言った曲も、
誰かの今の感情には響かない可能性もある。
でも、秋田谷が何気なくセットリストに組み込んだ曲が、誰かに響く可能性もある。
普段聴く曲はアイドル。
普段聴く曲はロック。
普段聴く曲は洋楽。
人の好きにはそれぞれの違いがあるけど、その中で、誰かに1曲だけでも響けばいいなと思ってセットリストを考えていたりするんです。
その結果。
今回自分の覚える量積んだなと。笑
割りと限界超越セットリストに挑んでいるなと。笑
でも、自分のテーマとしては、常にチャレンジしていきたいという精神なので、これはこれでやりがいがあるという変態でもあります笑
今回のワンマンは、スピカペラ解散4年ぶりということもあって、再出発でもあります。
だからこそ、スピカペラよりも楽しい空間を。
スピカペラに負けないほどのオリジナルを。
と思って、日々過ごしています。
これだけのことを言うくらい、各公演のセットリストには相当な拘りがあるので、全部来てほしい。という気持ちです。
その目で、言ってることが本当かウソか確かめてほしいくたらいのレベルです。
以上!またね!