John Muir Trail Day14
John Muir Trail 2019 7/31 Day14
Palisade Cleak〜Golden Staircase〜Palisade Lakes〜Mather Pass〜Upper Basin
次なる食料補給地Onion Valleyまで5日かけて行く予定を1日の行動量を増やし4日で到着するスケジュールに変更した。その分朝から少し多めにご飯を食べた。
今日はMather Pass越えのハードな日。
まずはクリーク沿いの道を歩く。9時頃第一難関、Golden Staircaseのふもとまで到着。2マイルに及ぶスイッチバックだ。歩けど歩けど前に岩が立ちはだかるキツい道だった。
行動食で楽しみにしていたジャーキーが底をついたので、ふりかけ代わりに持ってきていたチャーハンの素を舐めながら歩いた。ガーリックテイストでこれがなかなか良かった。日に日に空腹度が増している。
なんとかお昼頃にPalisade Lakesに到着。とても綺麗だと評判を聞いてたので楽しみにしていた場所。評判通りの最高の湖だったのでここでお昼休憩とした。こういう時間は本当に贅沢で、JMTの醍醐味だとも思う。
昼休憩を終えMather Passに向かう。途中までは傾斜もキツくなく、雪もなかったので軽快に進めた。この辺りはマーモットによく会った。もそもそとした仕草が愛らしくて癒される。マーモットって可愛いけどキャラクターとしてマイナーな存在なのが不思議。
Mather Pass手前のスイッチバックに入ると残雪が多くなってきて難儀した。午後なので雪もぐずぐずでなかなか前にすすめない。アリサもずるずる滑りながらで大変そう。
午後16時頃ようやくMather Pass到着。標高は3600mを越えこの旅で暫定1番の高さだ。これぞPassといった感じで、今まで見えなかった山の景色が一面に広がった。この瞬間が大好きで、ここまでの苦労も報われる。
峠を越えると広い谷のような地形に代わり、今までにない景色だった。小さな湖の間に一本長く伸びた道があり、どうやらあそこが進む道のようだ。またも山に囲まれて、平らな一本道を歩いているとどこか別の惑星にたどり着いたかのような気分になった。「地球のみなさん聞こえますか。オオバ探検隊、14日目にしていよいよ水のある惑星に到着しました!」気分はこんな感じだった。
そんなことを考えながら歩いていると急にピーンと閃いた。仕事のこととかこれからの生活の事とか。4月からあちこち旅に行ったりしている間にずっと考えていたこと。それらから余計なものが削ぎ落とされ、実にシンプルな形で目の前に現れたような気分だった。
夕方18時頃行動終了。川沿いのキャンプ地に到着。洗濯や体を拭いたりしてから晩ご飯を食べた。相変わらず満腹にはならないけど、明々後日の夜には街に降りれる。お腹いっぱい食べるのを楽しみに明日も頑張ろうと思う。
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