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入院8日目 (12月9日)

今日は入院の最終日。朝7時に目覚めると、血液検査のため看護師さんが採血に来た。採血管2本分の血液を取って、そのまま去っていった。結果は昼前に出るそうで、看護師さんに「結果ができたら私にも見せてほしい」と頼んでおいた。

おそらく、結果が出たら先生が診察に来てくれるのだろう。退院が決まるかどうか、その結果が少し気になるが、きっと良い方向に進んでいると信じたい。

8時ごろ、朝の入浴を済ませたが、動くとやはり少し痛みが残っているのを感じた。ただ、耐えられる程度で、痛みのレベルを10段階で表すと1〜2くらいだった。それでも完全に痛みが消えてほしいという思いは強い。過去の経験から、たとえ耐えられる程度の痛みでも、放っておくと悪化する可能性があることを知っているだけに、少し不安が残る。

そういえば昨日、「シリア政権崩壊、大統領がロシアへ亡命」というビッグニュースが飛び込んできた。国際情勢が目まぐるしく変わっていて驚かされる。こうした突発的な出来事があると、体のケアも含めて注意深く過ごさなければならないと改めて思う。

13時ごろ、皮膚科の先生が血液検査の結果を持って診察に来てくれた。結果を見ると、炎症反応の指標であるCRPは0.143。標準値の上限は0.14なので、ほぼ正常範囲内に収まっているとのことだった。この結果を受けて、先生から「明日午前中に退院して大丈夫です」とのお話をいただいた。

また、退院後のケアのため、多めの軟膏と予備の抗ウイルス薬を処方してくれるとのことだった。「しっかり保護して、軟膏を塗り続けてください」とのアドバイスもいただき、自宅療養に向けた準備を進めようと思う。

今の皮膚の状態は完全に綺麗になっているわけではないが、回復が順調であることに少し安心した。自宅に戻ってからも治療を続け、しっかりとケアしていきたい。

15時ごろ、看護師さんから連絡があり、「今日の午後に退院手続きを行う」とのことだった。その際、保険や病欠のための書類もお願いしておいた。退院までの予定としては、今日17時の点滴が最後になる予定で、明日のお昼を終えてから正式に退院するとのこと。

また、退院の予定が決まったため、上司へ「明日退院する予定です」とメールで報告した。同時に、家族や友人たちにも連絡を入れた。みんなが喜んでくれると思うと、気持ちが少し軽くなった。

21時、やっと最後の点滴が終わり、針が抜かれた。その瞬間、「よくここまで治療が終わったな」とほっとした気持ちになった。ただ、退院後の自宅療養ではケアがまた新たに始まる。これからも気を緩めずに、しっかりとケアを続けていきたい。

ここまでの生活を振り返ると、トイレ、シャワー、食事など、日常的な動作も自分ではできない状態だった私を支えてくれた看護師さんたちの献身的なサポートに、本当に感謝している。お世話になった方々、ありがとうございました。

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