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隣の素敵なご婦人

家の隣に、いつも沢山のお花が嬉しそうに咲いているお宅がある。通るたびにふと立ち止まり、その花々を眺めるのが習慣になった。

いつものように帰りがけにお花を見ようと近づくと、品の良いご婦人が出ていらしたので挨拶をしたところ、にこっと微笑まれてから

「いつも素敵でいらっしゃるのね。」

と声をかけてくださった。

それがもう、嬉しくて嬉しくて、

「ありがとうございます。いつもお花が素敵だなと思いながら、見させてもらっています。」

としどろもどろに応えることしかできなかった。

何度か前を通り過ぎる私のことを知ってくださっていたのかと、嬉しいやら恥ずかしいやら。

ああ、なんて素敵なご婦人なんだろう。
もっと話がしたかった。
次お会いしたら、もう少し話を続けられるようにしたいものだ。
(願わくば仲良くなりたい、、、)

私も歳を重ねて、あのご婦人のような空気を纏った女性になりたいなぁ。

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