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チェックインして撮影会

ホテルのロビーで人々の視線を気にすることなく、自撮りを撮り続け、チェックイン作業の終わった私を呼び、撮影して欲しいと言ってくる。
ロビーのソファが気に入ったらしい。

ポーズはまるでハリウッド女優。
ムキムキの肩幅のある肩を懸命に窄める。
シナを作って窄めるほど、逆に腕の二の腕の筋肉の太さが強調されてしまってる事に気がついていない女装に夢中の彼。

自分は男装して自分を撮りたいとは思わない為、さっぱり気持ちが分からず、ただただ異様な空気感。
通る人々の白い目が痛かった。
みんな観るけど、サッと目を反らす感じだった。

一度部屋に行くと、持ってきた女装服をいそいそと広げる。
何故、女装服なんだろう。本人が嬉しそうなので、仕方ない。

どうしても下着をお揃いが着たいというので、一緒に着た。
自分が着た姿を見て、似合っててずるいを繰り返す。
そりゃあね、こういうのは女性向けですから…
君は身体男性なんだから、180越えの70キロ超える立派な体格、似合うとか似合わないとかそういうことじゃない。
自分は黒の繋ぎの下着に編みタイツストッキング
彼は真っ赤の繋ぎの下着にガーターベルトに網タイツソックス?

自分はそもそもガーターベルトとか面倒で嫌い。
ストッキングも面倒で嫌い。

女装する自称トランス女性?MTF?の彼は、大好きって言っていて、だから自分は心が女性って言うんだけども違うと思う。

面倒だから嫌いっていう私を、ガサツで女子力はないという。
いや、女子力って何?
女子は残念ながら女子だよ。辞めたくても辞められない女子ですが、、、と思った。

撮影会になり、結局彼だけ撮影しまくり、撮って撮ってうるさい。
あくまで自分が主役。
なんで身体男性で心が女性なのに、男性器がもっこりするのは嬉しいのかな。
ものすごい主張してきて、「どうしよう、もっこりしちゃう💜」

そんな女性は居ないよ。
一応彼がトイレ行った隙に自撮りを自分もしてみた。

白けてる自分の表情。
顔死んでるやん。


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