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世田谷区の男女共同参画課が主催したであろう講座を知って思う事


現状の整理

先日X(旧Twitter)で問題となっている世田谷区役所男女共同参画課の女性限定講座についてまとめました。

講座の概要

主催:世田谷区立男女共同参画センターらぷらす
開催日:9月9日(土) 10:00~12:00
タイトル:離婚をめぐる法律・制度活用講座法律編

この講座に対し、X(旧Twitter)内で音声の一部が公開されたのです。


現時点で問題の内容は以下のとおり

  1. 財産分与対策の指南

  2. 配偶者(男性)の問題行動チェック

  3. 女性限定

ざっと項目を書いただけですが問題は多くあります。まず明らかに離婚を推奨する内容です。離婚を推奨することは全て悪いとは言いませんが、参加者を女性に限定し、夫が悪者であることを前提に「有利に離婚をするため」のテクニック講座となっています。
これは明らかな男性への差別行為と言えるでしょう。
また、隠し口座への送金術など、あまりに呆れてものが言えません。財産分与があるのですから、誠実な話し合いがまずされるべきであり、まるで男性への『だまし討ち』を推奨するかのような内容です。
※なお、この行為は違法行為とされています。

公平性を無視しつつ、あまつさえ違法行為の助長・教唆、子どもの連れ去りに関しては子どもの権利の無視まで、本当にひどい内容だと思います。
一般常識を持った方であれば、行政がこんな講座を開いたなんて信じないのではないでしょうか?

疑問

とても信じられない内容の講座が、行政主催で開催されたようです。(なお、社会福祉法人へ業務委託をしていたようです)この真偽のほどはぜひ世田谷区役所で調査をしてほしいですが、もし事実であるとすれば以下の疑問が残ります。

疑問①:世田谷区は講座内容にどこまで関与している?

今回の講座は、業務委託により社会福祉法人が企画運営をしているそうです。しかし区役所は『発注者』となるため、全部とは言いませんがある程度は講座内容に注文を付けているはずです。
今回のものが事実だとすれば、
①世田谷区は内容を把握した上で依頼した
②世田谷区が知らぬところで講師が話した
このどちらかだと思われます。これは事実がどちらかによって責任の所在が大きく変わってくることでしょう。しかしながら、今回の講義は以前も行われており、2回以上は開催されているようです。
となると、現状は①に限りなく近く、主催者としての責任は重いものと考えます。

疑問②:男性差別ではないか?

100歩譲って、女性のニーズがありそれに答えたのであれば、一部の住民福祉の向上につながったのかもしれません。※とはいえ違法行為の助長はフォローの余地がありませんが。
では、『男性限定の講座』を同課は開催しているのでしょうか?婚姻時の悩みを抱える男性は少なくありません。近年では男性側が被害者となるセクハラやパワハラなども認知されています。
男性限定の講座にて男性特有の悩みを解決するような講座開催の実績が同程度あれば良いですが実態はいかがでしょうか?
おそらく答えはノーでしょう。これは一部の地方自治体に限らず、国レベルでの話になると思いますが男女共同参画という名の下で男女平等という使われ方をされているかは甚だ疑問です。

疑問③:開催前に止める職員がいなかったのか?

今回の開催に至るまで、おそらく自治体内では男女共同参画課担当職員が決裁をあげ、その担当課長やその上の部長級職員が最終決裁権者になっていたはず。(おそらく、施設管理担当課も含む)
これらの決裁には多くの職員が押印をしている(目を通している)はず。しかし、この内容で「おかしくないか?」と思う職員は一人もいなかったのでしょうか?もしくはいたとしても握りつぶされていたのでしょうか?
もし世田谷区役所での開催が事実だとしたら、区長部局生活文化政策部人権・男女共同参画課のガバナンスにも問題があると思われます。

まとめ

①:行政主導で違法行為の助長と思われる講座が開催された模様
②:行政主導で離婚・実子誘拐が助長されている模様
③:行政主導で男性への差別が行われている模様
④:これらが税金で賄われている

世田谷区は真偽のほどを明らかにしつつ、事実であるならば講座開催についてのコメントや今後の方針について説明をする責任があるでしょう。
今後の動向に注目したいです。

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