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また緊急事態宣言?国が頼りなければ「自分は自分で守る」しかないのかもしれない

オミクロン株の感染拡大が止まりません。新規感染者は連日最高記録を更新、追加接種はモデルナ製が不人気で進まず、入院病床も逼迫され始め、東京都や大阪府は緊急事態宣言も検討しているとの報道です。

しかし、こうした政府や自治体の姿勢に戸惑っている人も多いはずです。

だって、ワクチンもあるのに、オミクロン株は去年の今ごろ流行っていたベータ株ともその後に流行ったデルタ株とも違うのに、やること、やれることが同じ。しかも、やること、やれることは実質上、営業時間の短縮だけですから。

ウイルスはヒトと一緒に広がります。だから、人流を減らせば、もちろんウイルスの流行は一時的に収まります。ただ、ウイルスはいくら待っても完全にはいなくなりません。だからこそ、ウイルスと共存するためのシステムやその根拠となる法が必要なのに、その整備が進んでいないからです。

エクモ装着者「ゼロ」は緊急事態?アンダーコントロール?

オミクロン株拡大により感染者と入院患者数は増え続けていますが、NPO法人日本ECMOnet」の集計によれば、1月30日現在、日本におけるエクモ(人工心肺)を装着した新型コロナ感染者の数は「ゼロ」です。

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