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今年は本当に流行る?インフルエンザ・新型コロナ同時流行への備え方

オーストラリアなど南半球での流行を受け、北半球では今、インフルエンザと新型コロナの同時流行が警戒されている。

「専門家は」警戒しているという点と、「去年も一昨年も結局、流行らなかったではないか」と市民が冷めた反応を見せている点では同じだが、日本と筆者の暮らすドイツでは警戒の仕方が異なる。
 
日本では新型コロナのワクチンに加えて、インフルエンザのワクチンを接種することが広く呼びかけられているのに対し、ドイツではワクチン接種よりマスクの着用に重点が置かれているのだ。

マスクが要る国際線は日本便と中国便だけ

ドイツでは、かれこれ半年前から公共交通機関や医療機関以外の場所でのマスクの着用義務はなくなっている。これでもドイツはまだマスクにうるさい方で、欧州のドイツ以外のほとんどの国では屋内外の全共用スペースでマスク着用をやめている。
 
先日、国際線の飛行機に乗る機会があったので搭乗口でマスクを準備したら、他にマスクをしている客は誰もおらず、職員から「欧州発着の国際便でマスク着用義務があるのは、日本便と中国便だけですよ」と教えられた。
 
ドイツでは、国内ルールに従い、国内線や電車・バスなどでマスクが必要なのに、海外と行き来する飛行機ではマスクが要らないという矛盾が生まれるほど、欧州では「脱マスク」が進んでいるのだ。

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