見出し画像

日本でも確認、急増する子どもの原因不明肝炎と新型コロナワクチン

【5月4日、追記しました】

A型、B型、C型、E型肝炎ウイルスなど、知られている肝炎ウイルスが検出されない、原因不明の子どもの肝炎が欧米を中心に急増しています。

欧米中心に日本でも

WHOによれば、4月21日時点で、少なくとも169例が11ヶ国で報告されており、内訳はイギリスで114人と最も多く、続いてスペイン13人、イスラエル12人、アメリカ9人、オランダ4人、ノルウェー2人、フランス2人、ルーマニア1人、ベルギー1人となっており、日本でも先日1名の疑い例が報告されました。同様の疑い例の調査がカナダでも行われています。


世界で少なくとも1人が死亡、約10%の子どもが肝移植を受けなければならないほどの重症です。日本での症例は肝移植には至っていないとこのとですが、患者の発生した地域などの詳細は発表されていません。早期発見と早期治療、感染抑止につながる情報でも、個人情報の保護を理由に情報がほとんど公開されないのは残念なことです。

4月21日までに報告された原因不明肝炎の数(WHO発表)

新型コロナワクチンは無関係

肝炎を発症した子どもたちの年齢は1ヶ月から16歳で、症状としては、消化器症状から黄疸をきたすケースがほとんどです。

イギリスで発症が確認された子供たちの大半が5歳以下の子どもたちで、10歳以下の患者は1人も新型コロナワクチンを打っていなかったことからワクチンとの関係は否定されています。

新型コロナでは子どもたち、中でもワクチンを打てない小さな年齢の子供たちの重症度が低いことが福音でしたが、これは心配な情報です。

ここから先は

2,550字 / 1画像

¥ 498

正しい情報発信を続けていかれるよう、購読・サポートで応援していただけると嬉しいです!