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EUの新しいコロナワクチン接種戦略

7月18日、EUは最新のデータに基づき新型コロナワクチンの接種および追加接種に関する新戦略を発表しました。一足遅れでBA.5の流行も本格化してきた日本についても参考になるので、ポイントを翻訳の上、解説します。

2022年7月10日現在、EU/EEAにおけるCOVID-19患者の報告数は依然として高く、過去5週間増加傾向にあります。65歳以上の感染者率は、27の報告国のうち23の国で増加しています。これは、懸念されるBA.4およびBA.5の亜種による広範な波が始まったことを示唆しています。2022年7月3日現在、グローバルおよび欧州のサーベイランスのデータによれば、EU/EEA18カ国ではオミクロンBA.4またはBA.5が循環亜種の50%以上であり、2022年7月末にはほとんどのEU/EEA国で95%以上になると予測されています。

高齢者での感染拡大が重症者の増加につながり始めており、2022年7月10日現在、12カ国が前週と比較して病院またはICUの入院・入室数のいずれかが増加傾向にあると報告しています。

欧州のワクチン接種率・追加接種率


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