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2019年10月、在武漢アメリカ領事館は武漢の異変をキャッチしていた

新型コロナの「第1号患者」の公式発生日は2019年12月1日だ。

2020年1月24日、中国の研究グループが専門誌の最高権威「ランセット」に発表した論文によれば、新型コロナによる最初の患者が確認にされたのは2019年12月8日で、その患者が症状を示したのは12月1日である。国際保健の最高権威であり、医療保健関連の国際統計のオーソライズ機関であるWHO(世界保健機関)も中国政府から同じ報告を受けている。

だから「第1号患者」の公式発生日は12月1日だ。

しかし、同論文と中国政府以外のところから得られているいくつもの情報は、新型コロナウイルスがそれよりもずっと早い時期に発生していたことを語っており、WHOも中国もそのことは認めている。そのため、新型コロナウイルスの起源を探すための科学的な取り組み(足の引っ張り合いや駆け引きではなく、という意味で)の一環として、世界ではこれまでにも広く武漢肺炎「第0号患者(ペイシェント・ゼロ)」探しが続けられてきた。

第0号患者(ペイシェント・ゼロ)


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