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日本式!検疫「デジタル化」の衝撃

1年半ぶりに日本に帰ってきた。新型コロナウイルス流行に伴う日本への入国制限が緩和されたからだ。

「鎖国」とも揶揄される日本の厳しい入国制限は、岸田政権が「全世界からの入国禁止」というエキセントリックな宣言をして世界の注目を集めたオミクロン株以降のものだと思っている人も多いかもしれない。

しかし、入国の翌日から2週間という長い隔離期間は2020年の秋に定められたもので、ワクチンが普及しても国内でウイルスが蔓延しても長らく変わることはなかった。日本政府が流行国と定める国は世界の大半に及び、流行国からの入国者は政府指定のホテルでの隔離を義務づけられるなど「鎖国」はより厳格化していった。

鎖国明け、本邦初のワクチン接種者優遇

2月24日、日本政府は3月1日からの入国制限緩和を発表した。隔離期間が最大で7日間に短縮されたことも大きかったが、何より画期的だったのは、日本政府がはじめてワクチン接種者とワクチン非接種者を差別化した政策を発表したことだ。

ワクチンを3回接種している非流行国からの入国者は

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