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カーニバルで感染拡大した、ドイツの抗体調査「ハインズベルク・スタディ」の最終報告

北半球における第1波がピークアウトしてきた今、見えない敵、新型コロナの横顔が少しずつ見えてきました。

ドイツはブラジルと並ぶカーニバル大国。以前にもnoteで中間解析を紹介していたドイツ・ガンゲルトで行われた新型コロナウイルスの抗体調査「ハインズベルク・スタディ」の最終解析が出たので、今日は日本語で解説しました。最終解析も中間解析の結果とは大きくは変わりませんが、最終解析は非常に詳細です。抗体検査キットが季節性のコロナも拾ってしまうのかと言った基本的な問いに対する答えや(中間報告では確認が取れていませんでした)、カーニバルへの参加によりどのくらい感染のリスクが上がったのかという「集会」のリスクを評価できる具体的な数値も登場。

ドイツのようにPCR件数の多い国でも、PCR検査では感染者の全数を把握できないことがよく理解できるほか、日本での今後のPCR検査と抗体検査のあり方についても非常に参考になる報告です。

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