サル痘、2週間で10倍に
アフリカに渡航歴のない人の「サル痘」の報告が欧米を中心に広がり続けています。5月25日、 わたしのnoteでも「サル痘って何?」という記事を公開しましたが、現状の評価が変化しているので改めて記事を書くことにしました。
先週の後半に入って「感染経路不明」の感染者も出てきたことから、市中感染の始まりも懸念されています。ウイルスが簡単に国境を超えることはご存じのとおりです。日本も他人事ではありません。
すべての野生動物、水泡に注意
米CDCの発表によれば、6月3日現在、アフリカ以外の世界29か国で確認されたサル痘感染者の数は909例。
前回記事では「5月21日現在で、世界12か国、92例」だったので、実に2週間足らずで感染者(確定例)は約10倍になったことが分かります。
背景には、
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