オミクロン株対応ワクチンの重症化予防効果は今のワクチンとほぼ同じ?
アメリカやイギリス、EU各国ではオミクロン株対応ワクチンの接種が始まっています。
オミクロン株には、高い免疫回避能があります。ワクチンや感染からの回復で免疫を得ていても、それをすり抜けて感染する能力です。特に世界的に流行しているオミクロン株のBA.5の免疫回避能は高く、ワクチンを打っている人の間でもたくさんの感染を引き起こしています。
オミクロン株対応ワクチンは「意味がない」という専門家が続出
ワクチンを接種しても感染を100%防ぐのは難しいとして、気になるのは、いま使っている「武漢株ワクチン」と「オミクロン株ワクチン」の重症化予防効果の差です。
「オミクロン株対応ワクチンが出てくるなら追加接種はもうちょっと待とう」「同じオミクロン株ワクチンでも、BA.5に対応したワクチンが出てくるならBA.1のワクチンが出てきても、もう少し様子を見よう」
そんな風に考えて、対象者であるにもかかわらず追加接種を先延ばしにしている人はたくさんいると思います。
わたしも流行が落ち着いている状況では、特に、感染リスクの低い生活を送っている人にとっては、その選択肢は悪くないと思っていました。
しかし、
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