ファイザー製やモデルナ製を打った日本人のための追加接種ワクチンの正しい選び方
【写真は仮説のワクチン接種センター】
日本でも前倒しにして始まった新型コロナワクチンの追加接種。2回接種を完了したワクチンの種類に関わらず、追加接種にはどのmRNAワクチンを用いてもいいことが政府からも発表されています。
ファイザー製を2回打った人が多い中、そのままファイザー製での追加接種を希望する人が多いとの報道ですが、ファイザー製3回よりもファイザー製×2回にモデルナ製を追加接種した方が抗体価が上がることについてはもうご存知でしょう。
しかし、モデルナ製ではファイザー製よりも心筋炎の副反応が起きるリスクが高いことが知られています。それでもファイザー製の接種を完了した人はモデルナ製を接種した方がいいのでしょうか。
一方、ファイザー製ではモデルナ製よりもアナフィラキシーのリスクが高いことが知られています。モデルナ製を2回接種して問題がなかった人は、ファイザー製で交差接種せず、そのままモデルナ製でいくべきなのでしょうか。
今日は日本で多いファイザー製とモデルナ製新型コロナワクチン接種者のための追加接種について考えます。
「効かないワクチンを何回打っても同じでは?」今さら聞けない追加接種へのギモン
オミクロン株は免疫を回避する能力が高く、ワクチンが効きにくいことについては報道されているとおりです。重症化を防ぐ効果はある程度保たれていますが、(マスクをしない場合など)ワクチン単独での感染予防効果はほとんどゼロという報告まであります。
下手な字はいくら書いても下手なまま。効かないワクチンを追加で接種したところで何か意味はあるのでしょうか?
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