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「副反応が強ければ強いほどワクチンは効いている」は本当か?

ワクチンの一般的な副反応に、発熱、接種部位の痛み、倦怠感、筋肉痛などがあります。新型コロナワクチンでも同様の反応が報告されていますが、発熱と言っても微熱から40度の高熱の出た人まで、痛みと言っても「接種した方の腕がちょっと重いかな」といった程度の人から「3日間はまったく腕が動かせないほど」までさまざまです。

そんな中、高熱など重めの副反応を経験したという医師の中には「ワクチンがよく効いている証拠だ!」といった内容のSNS投稿をする人がたくさんいました。

一方、わたしが接種した際の副反応はこちらの記事に書いたとおりで実にあっさりしたものでしたが、ワクチンの副反応が強ければ強いほどワクチンが効いているという話は本当なのでしょうか。もしそうだとすれば、副反応が弱かったわたしのような人にはワクチンはあまり効いていないのでしょうか

今日は気になる副反応の強さとワクチンの抗体価との関係について最新のデータを踏まえて解説したいと思います。

副反応は体が異物に反応している証拠

ワクチンを接種すると人間の体はそれを「異物」として認識して反応します。いわゆる「自然免疫」と呼ばれる反応で、数時間から数日でこの反応はおさまります。

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