WHO内でも中国寄りが問題視されていたテドロス氏
アメリカのWHO脱退表明があってから3日後、週明け6月1日の会見で、テドロス事務局長は、「WHOはアメリカの協力が継続することを望む」と語った。
翌6月2日、AP通信は、なぜか突如として、独自入手したというWHOの内部文書と会議の音声記録をもとに、「中国の情報共有の遅れにWHOは苛立っていた」と題した長文記事を発表した。
中国は、12月27日には新型コロナウイルスのほぼすべての遺伝子解析を、1月2日には新型コロナウイルスの全遺伝子の解析を終えていたが、それを1月10日まで共有せず、その後2週間もの間、感染者や流行状況についての詳細の開示を渋ってWHOとデータ共有しなかったというものだ。
テドロス氏の中国寄りの態度が、WHO内部でも問題視されていたことも明らかにされた。
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