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高齢でも健康なら新型コロナワクチンの追加接種を秋まで控えた方がいい理由
新型コロナパンデミックも4年目を迎えた2023年、日本では、新型コロナワクチンを2回まで自己負担なしで接種することできます。その1回目の追加接種は先月から始まっています。
一方、新型コロナは5月から感染症法上の5類に”格下げ“となり、マスクを外す人も増えてきました。みんながマスクを外せば再流行が起き、医療崩壊は必至だという専門家もいます。
では、ウイルスがゼロになるまでマスクを外せないのでしょうか。今年もまた2回もワクチンを接種をしなければならないのでしょうか。
きっと多くの方が迷っていることでしょう。
そこで今日は国の専門家は教えてくれない、新型コロナワクチンの正しい追加接種の方法について、最新のサイエンスに基づき解説します!
「新ウイルス」ではなくなった新型コロナウイルス
わたしの暮らすドイツでは5月25日、ワクチン諮問委員会「STIKO」が新型コロナワクチンの接種に関する推奨を大幅に改め、市民の大半に対する接種および追加接種の推奨を解除しました。
これまで2回の接種(年齢によっては1回)に加え、1回の追加接種または感染をした人は全員新型コロナに対する基本的な免疫があると見なされるとしてすべての人に接種が推奨されてきましたが、重症化リスクの低い子どもは18歳になるまで、基礎接種3回を終えた健康なおとなの追加接種も60歳になるまで推奨されないことになったのです。
とは言え、こうした推奨の解除はドイツに限ったものではありません。世界保健機関(WHO)もEU当局も、接種の効果や追加接種による追加の効果がはっきりとしない人たちに対する推奨を次々と取り下げています。
新型コロナウイルスは、もう世界の人が全員でワクチンを接種してどうにかしなければならない「新しいウイルス」ではなくなったのです。
効果がはっきりしない集団に推奨とり下げ
世界中の保健当局が、あれほど「打て、打て」と言っていたワクチンを「打たなくてもいい」と言い出したのはなぜなのでしょうか。
わたしも折に触れ、特定の人に関し、ワクチンはもう打たなくていいといった趣旨の発言をすると、「反ワクチンに翻った」とか、「前言を撤回した」といった言いがかりをつけられることがありますが、世界の保健当局ももちろん全くもってそういうわけではありません。
理由の1つは、世界のほとんどの人がすでにワクチン接種か感染を経験し、感染しても重症化する人が激減したこと。これはもう何度も書いているのでご存知ですね。
もう一つの理由は、こちらが今日の話の肝ですが、
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