「アストラ製+ファイザー製」の組み合わせ接種で効果大が日本に意味すること
6月28日、イギリス政府が700万ポンドを支援するオックスフォード大学のグループから、ファイザー+ビオンテック製(以下、ファイザー製)とアストラゼネカ+オックスフォード製(以下、アストラ製)の新型コロナワクチンを各1回ずつ組み合わせて接種すると、アストラ製を2回接種した時に比べて免疫力が強くなるとの中間解析が発表されました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210629/k10013110421000.html
NHKもこれを、1回目にアストラ製、2回目にファイザー製ワクチンを接種した場合には、逆に1回目にファイザー製、2回目にアストラ製と順番をかえた場合よりも強い免疫応答が得られたものの、いずれもファイザー製2回には劣っていたと報じています。
つまり、免疫応答のいい順に
ファイザー+ファイザー>アストラ+ファイザー>ファイザー+アストラ
です。
すでに組み合わせ接種を実施してきたドイツからも驚きの報告
日本ではアストラ製ワクチンは認可されているものの使われていません。
また日本のメディアでは、今回はじめて異種ワクチンを組み合わせスケジュールの結果が出てきたような報道です。
しかし、アストラ製を1回接種してから8週間後にファイザー製を接種すると抗体価が大きく上がるという治験の中間解析を5月末、
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