見出し画像

気分は軽くていい。

息子の少年野球チームに、
抜群の野球センスを持つ子がいる。

足が速くて、
ショートを守ればどんな球でも必ず獲る。

まるで魔法みたいに、
スーパープレーをさりげなくこなしてしまう。

ピッチャーをやればいい球を投げ、
バッターになればホームランも打つし、
確実にヒットも打つ。

細身でスラッとした体型なのに、
パワーもスピードも備えている。

そして、盗塁もお手のもの。
気づけばホームに戻っている。

さらに驚くのは、
その子の雰囲気。

めちゃくちゃ塩顔のイケメン。

自分のことをあまり話さないからこそ、
ミステリアスな魅力がある。

だから、保護者のファンも多い。
もちろん、私もその一人だ。

でもね、不思議なんだ。
彼には「頑張ってます!」という雰囲気がまるでない。

いつもフランクで、どこか軽い。

そんな軽さでスーパープレーを連発するから、
大人たちは気づけば彼の虜になってしまう。

3年ほど彼を見てきたけど、
失敗しても「あっ、失敗した。」で終わり。
深く落ち込むことはない。

そしてすぐに次へと切り替える。

そして、彼の口癖はこうだ。
「早くゲームがしたい。」

この“軽さ”こそが、
彼のスーパープレーを引き出しているのかもしれない。

だからこそ、
彼はチームの人気者。

考えてみれば、
これは野球だけじゃない。

仕事でも同じだ。

力いっぱいの営業トークより、
フランクで友達のような軽さの方が、
相手の心にスッと入っていく。

大事なのは、軽くいくこと。

失敗しても深刻にならず、
「あっ、失敗した。」で流してしまえばいい。

大事なのは、その次どうするか。

彼のように、
軽やかに、
自然体で、
楽しみながら前へ進めばいい。

「さぁ、次いこう!」

その方が、自分らしさがもっと輝くはずだ。

いいなと思ったら応援しよう!