思い出したむっつりの話
仲のいい、だけど今は彼女(の配偶者)の都合でなかなか会えない友人の話。
別の高校だったけど同じ楽器を吹いていて、大人になってから彼女の所属するサークルに手伝いで呼ばれて以来、ごはんを食べに行ったり他の演奏会に足を運んだり。地味だけど美人、男性の三歩後ろを歩くような奥ゆかしい性格、細身でひそかに男性ファンが多かった。当時の彼氏は同じく楽器をやる人で、私の中で赤レンジャーイメージの彼とはお似合いだった。
その後何人かとつきあっていたけれど、どれもパッとしない。彼女から総額100万円は借りる男(だからパーパーの20万のネタもありえちゃう。男女逆だけど)、定職につかず自分の住まいがあるのに彼女のアパートに転がり込み自由に生活をする男。別れた後につきあって結婚した今の配偶者は束縛が強く、会えない理由は楽器への理解のなさ。彼女とこれまで一緒に活動していた人は「…ダメンズが多いよね…」最初の赤レンジャーも「あの頃オレ一番ダメなときだったしな」納得するのかよ。
フリーター彼氏とつきあっていた頃、札幌で魅力的なライブがあったので夜中に私の運転で向かう。私自身おかしなところがあって、昔2ちゃんねる今は5ちゃんねると呼ばれる巨大掲示板の某所でチャット並みに書き込みを楽しみ、何ならオフ会をやるくらいまで仲良くなった。その中のひとりにちょっと特殊な職業のヤツがいた。当時は確かファッションヘルスの受付・面接担当だった。なじみのない職業の人は興味深いし、彼女はお堅い職業だったので刺激を受けるかなと紹介することにした。
#むかいの喋り方でパンサー向井が電波に乗せていたのはラブホテルで時間を潰すことがあるってこと。さて彼女と私は夜中に札幌入りするために、ラブホでいいやーと宿泊することにしていた。遅れてヤツもやってくる。なんかだらだら喋って、たぶん26時には彼女と私がベッドで寝て、ヤツはソファで寝ていたんだろう。でも何かごそごそ聞こえる。こんなときは寝たふりするのが優しさって思っている(いいのかよ)。
「起きちゃう」寝たふりは続けますよ私。でも鼓動が早くなる。だって、明らかにヤッちゃってる。まさか彼女がと思った。でもしっかり聞こえた言葉がある。
「私、正常位じゃなきゃイケない」
どかーーーん。こりゃ男の方に言わなきゃな。
事を終えた後彼女はシャワーを浴びに行ったようだ。私はヤツに「感謝しなよ」とかっこよくない言葉を投げた。
日中はライブを楽しみ、帰途につく。運転中、昨夜のことが引っかかり、一応問うてみる。彼女の行動が私にとっては意外だったから。あんな奥ゆかしい彼女がですよ。この出来事があってからより彼女と深い話ができるようになったので、それはそれでいいことでした。結構彼女をいろいろな人に紹介したんですけどね…基本的に「私がついていなくちゃダメ」っていうタイプだったのでしょうねぇ。もったいなさすぎる。今の配偶者、最後にメールしたのが彼女の誕生日だった。なんか彼女の性格も、彼女の幼なじみの話によれば家庭環境ってことだった。私はよくわからないけれど、三つ子の魂百までって的確過ぎるよな。
めちゃくちゃ前置きが長かったけど、そんな彼女の特徴。目尻の笑い皺。
これを持つ人、結構むっつりです(個人の感想です)。
私が所属するサークルに入ってきた若い男性、自分が笑っている顔が嫌いだと。画像を見せてもらったら基本的におすまし。口を開かない。開かないのは歯並びが悪いためとわかったけれど、目尻の皺、がっつり。確かにこいつはむっつりだった。自覚もしていた。わかりやすい人相。他にも何人か周りにいて、ひっそりほくそ笑む。だから私、ほしのディスコは基本的にむっつりで、オープンなのにはめちゃくちゃ恥じらうタイプだと睨んでいたのでまーーーったく気にもしません。8,000円の話だって、そんなもんだと思っています。ただ、忙しくなっているだろうから無駄じゃね?とは言っちゃいますが。
あ、保湿タイプのティッシュは後処理には向かないときつね大津が言っていました笑
以上敬称略でお送りしております。2ちゃんねるの影響、でかいです。私、結構2ちゃんねるの住人に救われました。離婚時のことなので、これも近いうちに書きたいと思っています。