猫と猫②

過去に某サイトに載せていた原稿を見つけたのでコピペしました。おそらく平成14年、りこのことです。

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5kgあったはずの体重が2.5kgと半減、脱水症状も起きている。点滴をし、食欲の出る薬を注射し、血液検査の結果待ち。肝臓に関する数値が標準値を超過しており、脂肪肝であるだろうと。食事は普通にしていても痩せてきて、そして食事をする体力がなく栄養を摂取できないため、体中の脂肪が肝臓を守ろうと集まってくるらしいのです。ただ脂肪肝になる原因がわからないので6月24日検査入院(?)しました。お腹にしこりもないし、バリウムでもレントゲンでも造影検査でも何もない(猫用のバリウムってのは初めて知ったし、造営検査用に5cm四方剃毛・・・)。脂肪肝を治療するにはひたすら食べさせなければならないので、パテ状の缶詰を水で少しのばし、針無し注射器に詰めて無理矢理口に押し込む。一時退院させ私が名古屋に行っている間は女満別の実家に預けていたのですがそのエサやりは母にとって大変だったようで、目標量の半分くらいでギブアップ。翌月曜再度入院させ検査を続けると、決定打と思える数値が出てきました。「甲状腺ホルモン」通常の数倍。分泌が活発になると心拍数が多くなり、体力を余計に使うので痩せてくるらしい。で、脂肪肝になるまでは前述参照。ホルモンの分泌を抑制する薬を飲ませ、食欲増進やら何やらと注射し、最近ようやく自力で食事を摂るようになってやかましくもなり7月9日「今日お返ししますから」と先生。退院することができました。

猫は普通1匹で生活できる動物のはずですが、長らく家住まいで外部との接触がなかったため、一緒に住んでいたかぶき(牝猫・10歳・推定)の様子が異常でした。確かに元々甘え猫だったのがさらにひどくなり、普段鳴かないのに訴えるようになり、どこにでもついて歩く走る。しっかり2匹分甘えてるんじゃないかと思えるくらい。さぞかし寂しかったのでしょう。りこが帰ってくるとまた元の少し遠慮しいなかぶこちゃん。昨日は2匹よりそって一緒に寝、情報交換をしていました。

医療費:7,500円・5,000円・4,000円・2,500円
入院費:21,500円・33,000円。
今後の薬代:不明・一生服用。

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甲状腺機能亢進症だということが判明しました。この当時、あまり診断名がなかったようです。この地域だからかもしれませんが。毎日毎日1日100円のメルカゾールを飲んでもらう日々。人間も同じ薬のようで、バセドー病を持つ友人に話したら「私、猫と同じ薬飲んでいるんだ…」と複雑な症状をされたので、今後デリケートな話は慎もうと思いました。

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