バーレスク大阪 合同バースデーイベント(ディスコナイト)(2022.04.28)
1.テーマは「ディスコ」
「ディスコ」は今やあまり使われなくなった言葉で、響きには懐かしさがあります。ただ、その言葉を発する人によっては少し違ったイメージがそこにプラスされてくる、ということがあるように思います。
4/28にバーレスク大阪で合同バースデーイベントがあり、テーマは「ディスコ」でした。今回のショーの構成等に主に携わっていたのはしょーこさんです。しょーこさんから「ディスコ」という言葉が発せられる時、そこには、この煌びやかな夜の世界を作り上げてきた先人へのリスペクトが込められるように私は感じます。
4/28日にバーレスク大阪に再現した「ディスコ」はどんなものであったか。それを書いてみたいと思います。
合同バースデーメンバーはりさちゃん、しょーこさん、ありさちゃん、かのちゃん、なゆたちゃんの5人。
この日のために作られた特別ショー曲は1~3部の各部で披露され、曲の選択や順番もアクセントがあり面白かったです。そしてメンバー5人にそれぞれ見せ場があるような構成になっていて、各演目を見たときの印象とつながっていました。いったん特別ショーをはなれ、メンバー一人一人にスポットライトをあててみます。
2.りさちゃん ~1部より~
1部の最初にあったのは1期生の3人、りさちゃん、しょーこさん、ミモザさんによるパフォーマンスでした。
演目が始まる前からセンターサークルには3つのグラスが置かれ、特別なことが起こる予感に満ちていました。このあと先ほどの写真にあった特別ショーへとつながっていき、最高に盛り上がる夜の始まりです。
いつもはCGはショーの最初の方にありますが、1部の終わりの方でこのりさちゃんのCGがありました。りさちゃんのCGは通常営業ではおなじみですが、この日は趣向を変えていました。
同じく1部にはBチームに交じって「スキちゃん」がありました。
この日は入場時にもらったリストバンドに番号が書いてあって、抽選して当たったお客さんがステージに上がる、ということになっていました。上がったお客さんをりさちゃんとありさちゃんが強引に取り合う(?)やりとりが見ててかなり楽しかったです。
3.かのちゃん ~2部より~
1部と2部の入れ替えの時間帯。アナウンスから2部にけっこうお客さんが入る気配を感じます。続々とかけつけるお客さんには、ディスコナイトを満喫するため、アフロのかつらとギラギラした服装のコスプレで参加する人たちもいて、雰囲気が高まってきます。
そんな中、最初に披露されたのが「High School Musical(以下HSMと略す)」です。
この演目は今はあまりやっていないとのことで、私も初めて見るものでした。ただ、チアの経験のあるかのちゃんからすると、思い入れのある演目といえるものだったろうと思います。Aチームの演目としては珍しくみんな笑顔で踊る演目でもありました。
演目前のMCで、会場のお客さんでウェーブの練習をしましょう、というアナウンスがありましたが、この演目のためのものでした。ここにもお客さんを巻き込んで楽しむためのこの日の仕掛けがありました。
HSMは見れて本当に良かったです。また見たいですね。
4.なゆたちゃん ~一方その頃Bチームでは~
今回の合同BDのメンバーは4人がAチームでBチームはなゆたちゃん1人でした。イベントのメンバーに選ばれるなどすでに存在感のあるなゆたちゃんですが、今回はかなり初挑戦のものが多かったと思います。
3部にはなゆたちゃんによる大声ダイヤモンドがありました。
なゆたちゃんは入店してまだ半年も経っていませんが、すでにけっこうなファンがいるものと思われます。
合同のメンバーではBチーム所属が他にいなかったので、必然的にかなり出番が回ってきたと思います。ショーの合間で「緊張した~」と言ってましたが、これだけしっかり出ててやっぱりすごいなと思いました。
5.ありさちゃん ~3部より~
しっかりと熱気が残ったまま3部へ突入しました。埋まってなかった部分も遅れてくるお客さんなどで埋まっていくのを見ると、少しずつ北新地にも活気が戻ってきたかなという感じがします。
また、この日は声の大きな女性スタッフさん(と言えばわかる人はわかる)も久しぶりに出勤されてて、その声がフロアに響いていて、やはりこうでなくては、と思ったりもしたのでした。
3部の初めはありさちゃんセンターによるMJ(マイケルジャクソン)でした。
こちらも今はあまりやることがないレア(?)な演目で、私も2回ぐらいしか見たことがありませんでした。通常演目でよく見かけるのはこの"Smooth Criminal"を高速にしたバージョンの方です。
ありさちゃんはここのところひそかにセンターで出る演目を増やしてきているのを感じていました。1部では、私もセンターで見たことあるGS(Greatest Showman)のセンターもしていました。
いつも接客はおっとりで優しくステージ上のクールな姿とのギャップのあるありさちゃん。今後もクールな演目でより前のポジションでお目にかかれそうな気がして楽しみです。
6.しょーこさん ~全体通して~
最後にしょーこさんです。この日は普段見れない組み合わせをたくさん見ることができました。
そしてSM。この日は普段のSとMの役割を交換していました。
最初「なんかいつもと雰囲気違うな?」とかすかに思ったものの、その訳がすぐにはわかりませんでしたが、途中で「あ!そういうことか!」と気づきました。なかなか再演はないかもしれませんけど、もう一度最初から見てみたいです。
そして2部と3部のCG。
今日のはどういう風にスペシャルなんだろうとの期待の中、グラスの中ではやはり女王様然としていてほれぼれとして見ました。2部のものは本人的には満足いってない部分があったかと思いますが、ぱっと切り替える感じが鮮やかで、そこすら少しかっこよく見えたのでした。
7.ディスコの夜
3部まであったこの日のショーは以上のような感じでした。もともとバーレスク大阪は「参加型のエンターテインメント」であることをうたっています。今回は特別ショーにしてもHSMにしても見ているみんなを巻き込むような仕掛けが多く見られて本当に楽しませてもらいました。
ちょっとWikipediaで調べた程度ですが「ディスコ」の語源は「ディスコテーク(レコード置き場)」なんだそうです。つまり、まずとある場所に次々と曲がかかるような場所がまず存在する。この日のために作られた特別ショーは踊りを誘うような楽しい曲をたくさんつなぎ合わせたものでした。
そしてただのレコード置き場から、流れる曲に合わせてみんなが踊り出す場所になる。「ディスコ」と聞いて浮かぶイメージはそこで踊るお客さんの姿です。つまり踊っている人が主役である場所。
この日のショーは見てきたように主役が絶えず入れ替わり、そして時にお客さんも主役になる瞬間がありました。そういう意味ではこの日のバーレスク大阪は「ディスコ」だったんではないでしょうか、と少し強引にまとめてレポートを終わりたいと思います。