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バーレスク大阪 しょーこさんBDイベント ~極夜~(2022.9.24)
9/24は「極夜」と銘打たれたしょーこさんのバースデーイベントでした。
去年もしょーこさんのバースデーには行っています。そこからもう1年経つのかという感慨もありました。
「極夜」にしょーこさんがどんな思いを込めていたか、というのをショーの前の日からも終わった後も考えていました。
充実の一夜を自分なりに振り返ってみたいと思います。
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1.構成について
まず、店に入ると鮮やかなアーチがあります。いろんな場所にこの日ならではの装飾があったと思います。自分の席からセンターサークルの方を見るとVIP席側の緑がかったライトが目に入ります。
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「何」を「どこ」へ置くか、には本人の美意識みたいなものが自ずと表れると考えています。
イベント後に公開されたセットリストを見たときにもそういうことを感じました。CGを後ろの方に持ってくるなどもしょーこさんならではという感じがします。初めて見る(多分)大車輪CGはインパクト強でした。大車輪+CGというのも組み合わせによる刺激があって、これ自体もまた構成の妙といえます。
しょーこさんが出ていない部分に関しても、各部の雰囲気にあった演目の選択になっていたんではないかと思います。
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2部と3部で披露
2.共演について
誰かと演じる、について際立っていたと感じたのは2部の初めにあったりさちゃんとの「薄ら氷心中」でした。
ミモザさんも含めて3人はいわゆるオープニングメンバーで、自分はその半分以上のショーガール人生を知らないわけですが、こうりさちゃんと2人並んでいるのを見るとやはり重みがあるというか安定して釣り合って見えます。
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3.夜の世界
2部は副題がついていました。"Night of the night"
実際のニュアンスはわかりませんが「夜のそのまた夜の部分」という風に自分の頭の中では置き換えています。
日頃から「夜の世界の人である」ことに対する誇りとか矜持のようなものをしょーこさんから感じてきましたが、それは他の界隈の夜の世界への敬意にもつながっていると思います。
前に「ここ(バーレスク大阪)以外のショーを見たりすることはあるの?」としょーこさんに聞かれたことがあります。それは系列店という意味合いではなく、夜にショーをやっている別の界隈の話でした。
2部の目玉演目の1つであった「暗夜の心中立て」をバックとした「花魁バーレスク」はその界隈への敬意を表したもののように自分には映りました。
そんなこともあって「ああ!ついに!」と自分の中では思っていました。
4.単独表現者としてのしょーこさん
いろいろとあったのですが、今回の「極夜」は去年見たバースデーのイベントよりもしょーこさん単独で表現する部分が最終的に強い印象として残りました。
実は3部の初めに抽選で舞台に上がるのを私が当ててしまい、記憶を全部そこへ持っていかれそうになるところでしたが何とか耐えました(笑)
3部の "I Have Nothing" のCGから "CHICAGO"の流れは際立っていたと思います。
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そしてそのドラマティックな流れの余韻はかき消されることもなく、しょーこさん推しの方々による演出でまた最高に盛り上がったのでした。
5.伝わってきたメッセージ
イベント終わりのしょーこさんの挨拶の中に「最近は色んなタイプの子が入店してきて」という感じの言葉がありました。
タレントがバラエティ豊かなのは私からは魅力に映っていますが、この先に例えばもっともっとバーレスク大阪の人気が上がっていって、となった場合に、もっと今の純粋上位互換ショーになっている可能性もありますが、ひょっとしたらショーの方向性に迷いが出ることもあるかもしれません。もしもそんなことが起きたら、ですがその時はこの「極夜」を道しるべの一つに考えてみたらよいのではないかとふと思いました。「こういうショーがあったよ」と鮮やかに記憶に残るものでしたから。
実際、近くにいた新人ダンサーさんで感極まっていた子も見ました。色んな人が色んなことを感じた一夜ではなかったかと思います。