2020/06/21 (日) 金継ぎ教室その2 器(うつわ)達の物語
雨のち曇り
昨日の続き
写真は欠けた汁椀
金継ぎ教室の受講者さんの持ち込むうつわ達。
ロンドンでフチが欠けて売られていた古伊万里の鉢。
旅先で夫婦で作った陶芸のお皿が割れたので二人で金継ぎ。
同棲相手の持ち込んだ飯飯。
京都の陶芸家の作品。
ご主人が自宅で金継ぎした小鉢が別の場所が欠けてしまい、奥さまが金継ぎ教室で修理。
様々な経緯を経てその人の手元に来ている。
器は金継ぎされて、新しい物語がまた一つ増え、再び持ち主の生活のなかに帰っていく。
当たり前の事だけど、普段モノがどこから来てどんな風になるのかなど考えてないので、新鮮だ。
壊れた物、古い物をゴミとして捨てるのか、お金を払ってまで修理するのか。
一つの器をパテやヤスリをかけ、こんなにも眺めてたことはない。
無心になれる時間。
写真は5月の連休に届いて1週間で割れた自分の花瓶。
筆使いが下手。しかし味わいがあると言う、便利な表現があるので甘える事にする。
帰宅してから、せっかく金色で書いたのだから一部分はクリムトの絵の背景のような、日本的な感じにすればよかったかも。