「発電できるコロコロ」を作って掃除しながらスマホを充電してみました
こんにちは。
バーチャル理科教師の西薗理幸(にしぞの りこう)と申します。
いきなり「ゴミを見るような目」ですみません。
ただこんな顔になるのにも理由があるのです。
自室の掃除、めんどくさすぎる。
これに尽きます。
そもそも「掃除」という行為、費用対効果が悪すぎませんか?
時間と労力がかかる割に、得られる効果は「部屋が綺麗になる」だけ。
RPGにおける「1ターン溜める割には威力が微妙な技」そのものです。
もう少しメリットが大きければ掃除をする気にもなると思うのですが……
掃除に使った労力を何かと交換できるようにしてほしい。Tポイントとか。
やる夫もこの顔です。
う~~ん……掃除に他のメリットがあれば……
……………………
…………!!!
閃いた!!
コロコロといえば回転、回転といえば発電です。
つまりコロコロに発電機を取り付けて掃除をすれば、掃除しているだけで発電ができちゃうという一石二鳥のできあがりです。
数ヵ月前は電力不足による節電の呼びかけもあったことですし、ここはひとつ、私の発明で清掃問題と電力問題を一気に解決してご覧に入れましょう。
……とはいえコロコロで1世帯分の電力が賄えたらそれはそれでヤバいので、ここではひとまず「コロコロでスマホを充電する」ことを目標にしたいと思います。
目標も決まったところで、通販サイトを駆け巡って部品を揃えてきました。
部品を並べると「工作」って感じがしますね。
実は私は小学生の頃にビーダマンを3体組み立てた以外の工作経験がないのですが、まぁ何とかなるでしょう。原始人だって石器作ってたわけだし。
ちなみにスマホ充電用の回路は手回し発電機を破壊して入手しました。
余った取っ手部分はかき氷機のスペアとして保管しています。
それではいよいよ工作開始です。
まずアルミ棒のシャフトとモーターをくっつけて、
アルミ円盤でシャフトとモーターを固定します。
これを紙筒に入れて、
曲げたアルミ棒とモーターを繋ぎます。
あとは木製の棒を取っ手にして筒に粘着シートを付ければ……
意外とあっさり完成しました。
このコロコロを回せば掃除をしながらスマホ充電ができるはずです。
さっそくコロコロしてみましょう。
コロコロ… コロコロ…
コロコロ… コロコロ…
…………
スマホ、無反応。
いくらコロコロしてもスマホが充電されません。
なぜ???
電流を測ってみたところ、どうやら出力が足りずスマホが反応してくれないようです。
今のままじゃパワーが足りない……!
もっとパワーを……!
もっともっとパワーを……!
そして……
ついに完成しました。
これこそがパワーアップ改造を施した、
正真正銘の「スマホが充電できるコロコロ」です。
思ったより大きくなってしまいました。
パワーアップを目指した結果、設計上の都合により直径30cm、横幅200cmのでっけ~コロコロになってしまいましたが、より広い面積を掃除できるのでこれはむしろメリットと言えるでしょう。
ただし運搬するのに軽トラックが必要なのでそこだけは各自ご用意頂く形になります。
使った部品はこんな感じです。
最初の部品と比べると、冒険の序盤で捕まえたポケモンが終盤では全員進化してるみたいな熱い気持ちになりますね。
モーターは低速で大出力を得られる風力発電用モーターを採用しました。
さらに、筒の中にはモーターの回転速度を上げる増速機構を仕込んでいます。
これだけパワーがあれば、スマホを充電するくらい朝飯前でしょう。
さっそくコロコロしてみたいところですが、私の自室には引火すると普通にヤバい液体とかがあるので、今回は近所の公民館の多目的ホールをレンタルしました。
ここなら巨大コロコロのパワーを存分に発揮できるはずです。
「利用料を支払って公共施設の掃除をする」という行くとこまで行ったボランティア活動みたいな状態になっていますが、これもエネルギー問題を解決するため。張り切って掃除もとい発電をしましょう。
果たしてスマホは充電できるのか。
いざ、コロコロスタート!
うおおおおおおおおお!!
結構重いけどうおおおおおおおお!!!!
あっ!!
充電されてる~~~~~~!!!
床も綺麗になってく~~~~~~!!!
スプラトゥーンみたいで楽しい~~~~~!!!
やった~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
……というわけで、無事掃除をしながら発電もすることに成功しました。
これで日本の電力問題は解決し、自室の掃除も捗るに違いありません。
さっそく自室に戻って掃除をしましょう!
…………
……
お疲れ様でした。
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