（短編小説）トキのポケット

ドージャー　ハービー　ハピ
私たちと暮らす3匹の犬
犬達と私　妹のトキは
少し前からテラスの庭で遊んでいる

すると　♪〜♬〜♪　音楽が聞こえてきた
あ！アイスクリーム屋さんだ！
私たちの住む家の近所には　アイスクリームのトラックがやってくる。
探しに行こう！私たちはテラスを出て玄関の外へと向かった。
トラックの音楽はどんどんと小さくなっていく
あーあ　今日はアイスクリーム買えないね
でもおばあちゃんがパンプキンパンを焼いてたよね！
そっちの方が楽しみかも

ねぇ　この辺散歩しよう！　玄関を一歩出ると違う世界が待っていて
どんどん進みたくなった私たち
おばあちゃん、少し近所を散歩してきてもいい？
いいわよ　車に気をつけてね
は〜い

トキ、どっち進みたい？　こっち側いきたい

しばらく歩いていると不思議な木の側まできた
毛糸のようなかたまりが　まるで木の実かのようにあちこちにくっついている

トキ　この毛糸みたいもの何かな？
なんだろう　おばあちゃんなら知ってるかも
写真を撮っておばあちゃんに聞こう

私が写真を撮ってる間　トキは目の前の家のレンガを椅子にして脚をぶらぶらさせながら座っていた

ねぇみて！！　たくさんドングリが落ちてる！！
ときはレンガからぴょんと飛び降りてドングリを拾い始めた

ときのセーターの下の方に付いてる２つのポケットは　ドングリ達によってどんどん膨らんでいく

もうぱんぱんなっちゃったよ
そう言いながら今度はセーターの下の方をすくいざらにしてそこにもドングリをのせはじめた

ドングリころころドングリこ〜♫♪
ときのポケットにハマってさぁ大変

私は隣で名曲を作成中

　　　　　　　　　　　　つづく・・・かも