【要点まとめ】『子どもの才能を伸ばす最高の方法 モンテッソーリ・メソッド』
日本で記憶に新しいところで言えば、将棋の藤井聡太棋士がモンテッソーリ教育を実施している幼稚園で育ったことが話題になっていましたね。
モンテッソーリ・メソッドとは?
家庭でどんな関わり方を心がければいいの?
モンテッソーリ園って、どう選べばいいの?
このような疑問を持つ親御さんに、ぜひ読んでほしい一冊です。
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モンテッソーリメソッドで育つと、どんな大人になるのか
Google創始者の二人ラリー・ペイジ&セルゲイ・プリン、
将棋の藤井総太棋士、
アマゾンCEOのジェフ・ベゾス、
アンネ・フランクやオバマ元大統領など、
モンテッソーリメソッドで育ったと言われています。
モンテッソーリメソッドから生まれたGoogleの「20%ルール」、
聞いたことがありますか。
「20%ルール」とは、
「勤務時間の20%、社員が通常の仕事を離れて、自分が一番やりたいことをする」
その時間から数々の画期的なアイディアが生まれたのだとか。
セルゲイは、「モンテッソーリ教育では、生徒に自由が与えられ、自分のペースで学び何かを発見することが奨励されている。自分の好きなことを追求できているのは、この教育のたまもの」と話しているそう。
モンテッソーリ・メソッドで育った子どもの特徴
多様性をを受け入れる
基本的にクラスが異年齢で構成されているため、「みんな違って当たり前」と言う感覚になっていく柔軟な発想ができる
取り組む課題はすべて「子どもたち自身が決めること」が当たり前になっている問題解決能力が育っている
教師が介入しすぎないため、子どもたちはその場その場で選択し、問題を解決しようとする穏やかで優しい
自分の得意分野を突き詰めている
枠にとらわれない柔軟な発想力と実行力
粘り強さ
モンテッソーリ教育については、こちらの記事もぜひ!
「モンテッソーリ・メソッド」3つの基本
子どもの自主性を最大限にサポートする
生き方の基礎となる体験を提供する
「敏感期」に基づいた関わりをする
1.子どもの自主性を最大限にサポートする
子どもを観察する
子どもの気持ちの寄り添う
学びの主体はあくまでも「子ども」で、大人はサポート役
大人は「環境を整える」ことが重要。
子どもが今必要としている道具を用意すること。子どもが望むときにすぐ使える場所に置いておくこと。子どもの「好き」に気付いてあげる
集中しているときには邪魔をしない
子どもが何かに取り組んでいるときは、見守ること。
子どもの挑戦が限界を迎えたときに、「お手伝いしようか?」と声を掛ける。お手本をゆっくりやって見せる。人と比べない
否定から入らず、子どもを丸ごと肯定する
子どもが興味を持っていることを一緒に探求する
2.生き方の基礎となる体験を提供する
失敗を経験するまで待つ
活動中の子どもに誤りに気が付いても、それを直接的には訂正せず、子ども自身で気づかせる。どうしたらいいかを一緒に考える
子どものうちからたくさんの失敗にあたり、自分で解決方法を考える習慣をつける。たくさん手を使う習慣を
「毎日」「できるかぎり」「たくさん」手を使うことを習慣づけてあげる。「敏感期」に基づいた関わりをする
敏感期を活かす「環境」とは - 家庭でできること
「自分でできることは自分で」というスタンスで接する
「先回り」はしない
✖ 何か言い出す前に先に言う
✖ やりたいことを察して手を出す
「手伝ってほしい」と言うまで手は出さない。
表情で訴えているなら「手伝ってほしいなら言ってね」と声を掛ける。子どもの持ち物を選ぶポイント
*子どもが自分で使えるものを
*かわいさよりも、機能面を優先する
*使い慣れたものをあまり変えない
*素材は大人が使っているものと同じにする
*子どもが使いやすいサイズを選ぶ
*色やデザインは子どもの選ばせる子どもに選択させる
「自分で決める」ということは、単に好きなものを選ぶというだけでなく、自分の選択に責任を持つことにつながる。
*大人が選ばないこと
*最初は二択にしても◎ものの置き場を決める
*個人用のコーナーをつくる
*ものをいつも決まった場所に置く
*必要なときに子どもが取り出せる高さに持ち物を管理させる
*「お片付けタイム」は子どもと一緒に決める
*片付け方を見せる
*慣れるまでは大人が適度に手伝う
*おもちゃは子どもが把握、管理できる量にとどめるルーティンで自主性を育てる
特に「秩序の敏感期」には、「いつもと同じ手順で」「いつもと同じことをする」ことが大好きな時期。この時期の特性を活かして、子どもがやるべきことをルーティン化する。
*ルーティンの内容を子どもと確認する
*子どもがルーティンを覚えるまで、根気よく声をかけサポートするお手伝いしてもらう
*初めての作業はゆっくりとやって見せる
*ゆっくりと見せている間はしゃべらないこと
*お願いしたあとで、あれこれ口を挟まない
*多少の失敗には目をつぶり、「ありがとう!」ダメなことをきっぱり伝える
①「なぜダメなのか」理由をきちんと伝えること
理由は「簡潔」「具体的」かつ「穏やかに」伝える。
「~だからダメ」よりも「~する方が良い」とポジティブな言い方に変えると◎
②親の態度に一貫性があること
子どもが泣いたり「嫌だ!」と言ったりして親の方が折れてしまっては、苦労が水の泡。子どもは「甘えたら許してもらえる」と学習してしまう。動画などを見せるなら
*見る番組や時間を決めて、ダラダラ見ないこと
*なるべく親子で一緒に見て、参加したり話し合ったりする大人がスマホを使うときの注意点
*子どもと向き合うことを最優先に
*食卓にはスマホを持って行かない
*どうしても使わなければいけないときは、子どもに断る
モンテッソーリ園を選ぶ際のチェックポイント
気になる施設を見つけたら、説明会や見学会に参加する
子どもたちの「自由時間」がどれくらい確保されているか
国際モンテッソーリ協会に認定された教師養成コースのディプロマ(免許状)を持った教師が配置されているか
この本の著者:堀田はるなさん(監修:堀田和子さん)がされているモンテッソーリ園
「モンテッソーリ原宿子供の家」「モンテッソーリすみれが丘子供の家」
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