![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154286836/rectangle_large_type_2_72348ac4fa755abf51db784cfbaffce8.png?width=1200)
無資格の私が介護施設で初めて働いたら、予想外の発見を3つした話。
このnoteはホスピス特化型メディアです。筆者自身のホスピス立ち上げの中で、実際の施設見学レビューやホスピス業界の動向や最新情報、著名人のインタビューなどを投稿しています。
今回は実際に介護ボランティアとして1日働いた私の体験を記事にまとめました。
予想外の3つの出来事
(1)無資格未経験の私が介護施設でボランティアにトライできたこと
(2)100歳を超えたおばあちゃんがめちゃくちゃ元気な世界線があったこと
(3)「毎月来てほしい」と求めてもらえたこと
予想外の出来事 その1
無資格未経験の私が介護施設でボランティアにトライできたこと
今回のボランティアに挑戦した一番の理由は、「ホスピスを立ち上げるからには、自分の目で現場を見たい」という思いからでした。
ですがその挑戦をするにあたり、早速一つ目の大きな壁にぶちあたりました。
それは、私が医療関連の資格を一つも持っていないことでした。
どの求人情報を見ても、看護または介護の資格が必須条件として記載があり、何度応募しても「医療関係者以外は、不要だから」と断られ続けました。
それでも、どんな雑用でもいいからボランティアとして関われるところがないかと探し続けた結果、今回ボランティア活動をした吉祥寺ホームさんを見つけました。
ダメもとで電話をしてみると「ご利用者へのリスペクトがあれば問題ないので指定の時間に来てください」となんとご快諾いただきました。
中ば諦めていた最中の承諾だったので、まさか本当に受け入れてくれるところがあるとは、私にとってはとても予想外で、このチャンスをものにしなければと気を引き締めた出来事でした。
予想外の出来事 その2
100歳を超えたおばあちゃんがめちゃくちゃ元気な世界線があったこと
最近コロナがまた再流行しておりナーシングホーム部門は立ち入り禁止ということで、今回ボランティアさせていただいたのはデイサービス部門でした。
私は、祖父が介護施設に入居していることから、雰囲気自体には慣れているものの、現場で働く経験は人生で初めて。ドキドキしながら現場へ向かいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1726307244-dhtiWoXBHqePnaAk4mU19NK8.png?width=1200)
施設の中へ入ると、90歳以上の方々が20名程度。100歳を超えた方が3名もいらっしゃいました。人生の中で100歳を超えた方と触れ合うのは今回が初めて。
正直施設に入るまでは「ご利用者さんは、動けたりお話などはできるのか?」と思っていたのですが、私がお部屋に入るなり、快活に話しかけてくださったAさんは100歳をゆうにこえている方でした。
「あなた、どこから来たの?どうしてきてくれたの?こんな若い方とお話しできるなんて本当に嬉しいわ。今日はね敬老の日のお祝い会だから、おしゃれをしてきたの!」
と高らかに笑いながら、Aさんの素敵なお召し物を私に見せてくれました。
その後、始まったラジオ体操では、Aさんをはじめとして皆さんキビキビと手足を動かれており、レクリエーションでも間違いを恐れずに発言したり、相槌を打って相手の話を一生懸命聞こうとされている姿が印象的でした。
皆さんがこうして活力をキープできるのも、スタッフさんの配慮の賜物だなと感じ、私が施設を立ち上げるときにも、施設の中に一歩足を踏み入れると思わず元気になってしまうような、そんな空間を作りたいと思いました。
予想外の出来事 その3
資格を持っていない私も「次回以降も来てください」と求めてもらえたこと
私がボランティアの中でできたことは以下の3つ
・ご利用者のお話し相手
・保水、お茶汲み
・レクリエーションのお手伝い
これだけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1726307119-e1VkohASmPUtrTsZRDi7ubdv.png?width=1200)
私は介護的な対応はできない(してはいけない)ため、ある利用者さんに「トイレに行きたいんだけど、手伝ってくれない?」と言われ何もできなかった時に、「私はトイレにすら連れて行くことができないのか」、と自分の無力さを痛感しました。
周りの介護士さんに対しても、見学同然になってしまってむしろ足手纏いではないかと、とても申し訳ない気持ちでした。
きっと今日を終えたらもう2度と呼んでもらえることはないだろうなと思いました。
ですが、ボランティア終了時、皆さんから「あなたがいたおかげで、みんなが喜んでいた。できれば毎月きてほしい」と予想外の言葉をかけていただいたのです。
何も持っていない私がそのように言っていただけた理由を考えてみると、皆さんがご利用者とのコミュニケーションや場の雰囲気を、身の回りのお世話と同じくらい大切にされているからだと思いました。
お茶を渡すにもお相手に目線を合わせ、一回で聞き取れなくても何度でも説明する、そういった姿勢はご利用者にとってもそのご家族にとっても、安心材料になるのでしょう。
介護施設である前に、1人間とのコミュニケーションの空間であることを忘れてはならないと肝に銘じました。
百聞は一見にしかず。
実際に働いてみることで、介護士さんの動きや、ご利用者の表情、細かな施設の運営オペレーションまでを自分の目で見ることができ、施設運営に欠かせないポイントを垣間見ることができました。
この学びをホスピス立ち上げにもそのまま生かしていこうと思います。
今回私を受け入れてくださった吉祥寺ホームのみなさま本当にありがとうございました!
![](https://assets.st-note.com/img/1726307167-aMDJ1OSARQVclH5trLYoxT48.png?width=1200)
━━━━━━━━━━━━━━━━━
ホスピス選びに悩んでいる方は、こちらでも無料相談を受け付けています。
下記メールアドレス宛にお気軽にご相談ください。
→ info@nokos.co.jp
このnoteではホスピス業界の最新情報や実際の見学レビュー、
インタビュー記事などホスピスに特化した情報を発信していきます!
よければフォローやいいねお願いします✨
━━━━━━━━━━━━━━━━━
他の記事はこちら↓