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選択肢が複数ある時の選び方

近年、「迷ったらワクワクするほうを選びなさい」というフレーズをよく耳にするようになった気がします。

会社員時代、日々「ワクワク」とは程遠い生活を送っていたので、もはや「ワクワク」という感情があまりピンとこなかったんですよね。

昨年私は、会社を辞めてフリーランスで働くという、わりと大きな決断をしたんですけど、「辞める」「辞めない」の2択で迷った時に、「自分に対してより優しい環境はどちらなのか」というのが判断基準の1つになったと感じています。

こないだの記事でライターの仕事で悪質案件に捕まった話をしたんですけど、その仕事にはディレクターさんの下に更に添削の先生がいらっしゃって、半年間の間に2人の先生にお世話になりました。
お二方とも、とても真摯に向き合ってくださる方々で、その接し方には常に思いやりと優しさがありました。
その仕事で私が貰っていたのは1記事たったの2,000円。
添削の先生方にとっても、そこまで割のいい仕事ではなかったはず。
それでも、いつも誠意を持って対応をしてくださっているのが文面から伝わってきました。

一方で本業の仕事の方では、忙しいこともあり常にギスギスしていて、正直優しさとは無縁の環境でした。
そんな環境で人に優しくしても、時には優しさにつけこまれているように感じてしまうこともあって、優しさが循環していないように感じました。

本業を続けるかライターに挑戦するかの2択で悩んだ時、安定とかお金とかキャリアとかそういったものは一旦脇に置いておいて、「私に優しくしてくれる環境は?人は?」と考えてみた時に、その差は歴然だったんですよね。
(その優しい先生方と出会ったのは例の悪質案件だったので、一概に「優しい世界」とは言えないんですけどね…。)

前に友達とも話したことなんですけど、いま自分の中で辛いと感じていることがあるとして、「その苦しみはどこに向かっているのか?」を考えよう、と。
いま私は〇〇のために頑張っている、頑張った先に得られるものがある、そんな時の頑張りはとても意味のあるもので、苦しくても踏ん張る価値のあることなんだと思う、と。

一方で、どこに向かっているのか分からないのに苦しい、ずーっと暗いトンネルの中でゴールがみえない、といった頑張りはただただ苦しいだけだよね、って。

もしその、ただただ苦しい状況で、いくつかの選択肢があった場合に、「自分に優しくしてくれる環境はどっち?」という問いかけをしてみてほしいんです。

悲しいけどやっぱり、優しさが搾取される環境ってあります。
そんな環境で頑張り続ける必要はなかった、と私自身が痛感しています。
そして、優しさが循環している環境も必ずあります。

もし今いくつかの選択肢で迷っていて、「ワクワク」で選ぶことができない人は、あなたに優しくしてくれる環境はどっちですか?優しくしてくれる人はどっちにいますか?
是非、自分自身にそんな問いかけをしてみてほしいです。

また更新します〜!

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