Zaimデータを見た パクチー愛好家のつぶやき
はじめに
本記事はZaimにいるパクチー愛好家のつぶやきです。
筆者はエスニック料理には欠かせないパクチーを愛し・パクチーに愛される戦士をモットーとする東京都内在住の20代男性であります。
もし無人島に何か一つ持っていくとしたらパクチー!でありませんが、そのくらい愛していると言っても過言ではありません。
筆者の周りにはパクチー好きが非常に多いですが、パクチーが嫌いな人は「カメムシみたいな匂い」「石鹸食べてるみたい」「間違って口に入れると戻してしまう」となかなか面白い表現をする人がいました。
わざわざこちらの食欲を削ぐような表現をしなくてもと思いつつ、
何故こんなにも好き嫌いがはっきり別れるのだろうとずっと気になっておりました。
そんな私がある日パクチーについて調べていると、パクチーの好き嫌いには「遺伝子が関係している」と大変気になる記述を発見しました。
アメリカ合衆国 カリフォルニア州 を拠点として遺伝子解析サービスを提供する企業23andmeが2012年に約3万人を対象にパクチーの好き嫌いを評価してもらい、遺伝子を比較分析したところ、パクチー嫌いの多くが嗅覚受容体のひとつである「OR6A2遺伝子」に変異を起こしていることが判明したのです。
さらに調査を進めると、OR6A2遺伝子が変異している場合、パクチーに含まれる「アルデヒド」という匂い成分に敏感に反応して、それと特異的にくっつくことが分かりました。
そしてこのアルデヒドこそ、香り成分として石鹸にも含まれる物質なのです。
また、同じアルデヒド類はカメムシの放つ独特な匂い成分の中にも含まれており、
「カメムシの臭いがする」と言われるのも納得ですね。
実際に日本では「カメムシソウ」といわれることもあるそうです。
パクチー嫌いの人は、このアルデヒドを強く感じてしまうことで、パクチーを食べ物ではない と認識してしまうと考えられます。
参考サイト:https://forbesjapan.com/articles/detail/64990
https://nazology.net/archives/134517
パクチー購入率の違い
当然ながらZaimではユーザーの遺伝子情報は保有しておりませんが、
ユーザーに記録頂いている家計支出の情報から「パクチー」を商品名に含む商品を購入している人の特徴をまとめ、遺伝子以外にどんな特徴があるのかを見ていければと思います。
尚今回見ていくのはあくまでパクチー購入率※1のリフト値※2であり、パクチーの「好き嫌い」「食べれる・食べれない」の割合では無い点はご留意下さい。
家計簿だからこそ見れるデータの活用事例として、是非ご参考下さいませ。
※1 「パクチー」を含む食品を買った人数÷Zaimのユーザー数
※2 基準(今回は最も高いセグメント)の値を1とした際の割合
・購入率 セグメント別比率(集計対象期間:2022/9/1 ~ 2023/8/31)
個人的にはパクチーを使った料理が多いエスニック料理専門店では若い女性が多い印象であった為、「パクチーは若い人が多く買っているのでは」 と思っておりましたが、購入率では中~高年齢の方が多く買っている事がわかります。
筆者の想像にはなりますが、普段外食でパクチーを使った料理を積極的に注文していても、自宅で作る料理にパクチーを使わない、あるいは料理をしないという人が多いのかもしれません。
また逆に家でパクチーを使った料理をする人は、外食では全くパクチーを食べないということもあり得るかもしれませんね。
また世帯構成別では、二人暮らし世帯が最もパクチー購入率が高い結果になりました。
なかなかメイン料理の食材になりにくいパクチーは、比較的料理等家事の時間が確保しにくい一人暮らしやファミリー世帯からは不人気の食材なのかもしれません。
エリア別では関東エリアが他エリアに比べ非常に高い事がわかりますが、
次いで沖縄エリアが高いのが印象的です。
公開されている生産量等のデータも確認をしてみましたが、生産量と購入率はどうやら相関関係は無さそうでした。
是非ご存じの方がいらっしゃいましたら、パクチーを愛し・パクチーに愛される戦士までご連絡下さいませ。
いかがでしたでしょうか?
パクチーを愛し・パクチーに愛される戦士のつぶやきでした。
是非続編もお楽しみに。
是非「こんな生鮮食品のデータがあったら見てみたい」「自社・競合商品のユーザー分析がしたい」といったご要望がございましたら、弊社までお気軽にお問い合わせ下さいませ。
以上
株式会社くふうAIスタジオ
パクチーを愛し・パクチーに愛される戦士