私と神様15(スピリチュアル表現を含みます) 輪王寺の神様の話
本日は私に似ている輪王寺の神様について綴っていく。
どこが似ているかというと引きこもりなところだ。
筆者は現在専業主婦で基本的には家に引きこもっている。
せいぜい家から三分のコンビニに行くか、土日くらいしか家から出ない。
一番最初にお声が聞こえた神様ということもあって、多少なりとも自分と近しいものを感じざるを得ない。
名前を仮にKさんとさせていただく。
私に一番最初に付いてくださった神様で、出会いに関しては一話を参照してほしい。
最近は五柱も付いているため、若干なりを潜めているが、よく外から帰ってくると
「お!帰ってきたのか!」
と他の柱は付いてきても一人だけ留守番していることがままある。
何故留守番をしていたのか聞くと、
「外は下賤な気に満ちておるから、家にいた方が安全なのだよ。
それにお前の様子はお守りを通路にして見えておるしのう。」
といった感じで、徹底的に引きこもっている。
たまに他の四柱に引き摺られ、外に連れ出され、
「嫌だー!
家から離れとうない!」
という声がだんだんと遠ざかっていくこともある。
筆者としては家の安全を守ってくれるのもありがたいが、たまには外の空気を吸ってリフレッシュしていただきたいので連れ出してくれる四柱には感謝である。
ちなみに反対によく出かけている神様はハーさんだ。
よく実家というか、自分の阿修羅像がある京都の三十三間堂までヒョイと帰っている。
大変フットワークが軽い。
そして帰ってくるなり、筆者のこのエッセイを読んでみたり、筆者が変なモノをつけていたら酢水を勧めた後に、容赦なく祓ってくれたりと大変エネルギッシュな神様である。
Kさんのことを引き摺って連れ出すのも大体はハーさんだ。
ハーさん「家にずっといたら腐るぞ!」
Kさん「外の下賤な気を感じとうない〜、家に居たいんじゃ!」
といった感じで押し問答をしているが、Kさんも諦めて渋々外に出ることが多い。
それだけの力がハーさんにはある。
なにしろ阿修羅は戦いの神様でもある。
本気で喧嘩なぞしたら、さすがのKさんも勝てないのが分かっているため、渋々ながらも外に出ていくのだろう。
そんな訳で本日は私に似ている輪王寺の神様、Kさんに付いて綴っていった。
また筆が乗れば引き続き綴っていく。